『貧乏人の経済学』も読む気失せた
>ましろが泣く描写
昔のインタビューで、誰だったか忘れたけど「この子は泣かない子」って説明されてた子がいましたね。グッと耐えるみたいな感じで。ファーストシューズの回で泣く描写はありますが、めげたり挫けたりしているわけではないから気弱さがない。
>リボン
全く意識してなかったな~。脚本でそこまで細かく指示しているようには思えないから、演出側(監督や作画)の意図でしょうね。初期状態に戻りました、みたいな。
>反穀物の人類史
その本なら私も借りたんですが読みづらくてパスしました。翻訳の問題もあるかもしれないけど、外国人研究者の文章はとかく非論理的で無駄が多い。あれもこれも書きすぎ。
ということで、解説オナシャス。
>砂戦争 知られざる資源争奪戦(石 弘之)
『所さん!事件ですよ』で砂の話してたから思い出した。砂も重要な資源で、近年は不足気味で乱掘により環境破壊も酷くなっているという内容。ツバルっていう温暖化の影響で海面上昇して沈むかもしれないと言われた国があるんですが、海面上昇とか誰も気にしてなくて環境破壊と不法投棄でボロボロになっているっていう。
空き家を再利用するでもなくタワマン建てまくってエコな気分味わってる人間様は賢いね。
>スプリガン
SF、オカルト、厨ニの絶妙なブレンドが魅力の皆川傑作漫画。サイボーグ兵士のかませっぷりとか好きなんだよなぁw ネトフリで去年見たけど2期制作の発表がなくて悲しい。
>ダメ押しとして出てくるのはセーフ
その確認がなければ前に進めないの?って私はなりますね。最終決戦で補助輪付けられてもなぁっていう。
例えばデリシャスは終盤再会したけど、これは1話からゆいとお婆ちゃん(ナレーション)が併走していたっていう視聴者に対するアンサーになっている。それが最終決戦の説得力に繋がっている。お葬式の光景を思い浮かべながら語る主人公の力強さよ。師匠の言葉を探し求めるフェンネルと対照化されているわけだね。別にプリキュアだから贔屓しているわけじゃなくて、作劇的にしっかりその部分に説得力を持たせているし、ご都合的にお墨付きを与えてもいない。ゆいは最初からずっとお婆ちゃん信者だからね。
自分が信じているもの、進んでいる道が正しいのか絶対的な保証がなくてもなお正しいと信じる。その確信が救済になる。
私は人間には自ら救済する力がある、と考えているからそれを神様や死者が横取りするとその力まで奪うことになる。自分の行いを裏付けたいなら神の声じゃなく、人の声を聞くのが筋でしょ。つまるところ神や死者を持ち出すと人間が本来行えるはずの領域を狭めて弱くしてしまうんだね。補助輪を付けるリスクみたいなもん。あと単純に話を作るのが楽なのが透けて見える。鶴の一声で重大局面を変えられるから。
超越者(神様や死者。人間世界の外側の存在)に承認してもらうってこの意味で非常にデリケートで、安易に扱うと世界観そのものを破壊しかねない。特に水星の魔女のように作中の科学技術で死者との対話が可能になるなら、降霊マシーン作って正解じゃんってなるし。ガンダムXのアレは死者自身がこんなもん作っても意味ねーからやめろや、って冷水ぶっかけてて絶妙な塩梅だったと思う。フロスト兄弟もそんなもん知ったこっちゃねーってスタンスだったし(彼らは神に反逆を企てようとしていた側だしね)。