ソラとましろの関係性が面白い
初代無印のように、文字通り「ふたりはプリキュア」だったのとは真逆の「付かず離れず」な距離感の描き方が絶妙ですね。ひょっとしたら未就学女児同士の付き合い方もこの20年間で大きく変化しているのかもしれません。
>多様性って不器用な人には面倒臭い社会だと思う
同感ですね。加えて昨今は特に「多様性」なる概念が暴走気味に拡大を続けているように私には映ります。そもそもヒトが「異質な他者」を受けいれる寛容さというかキャパシティの面において、生物学的な意味での限界をとっくに超えつつあるのではないか、その歪みが、例えばヘイトスピーチとかトランプ現象に象徴される「分断するアメリカ」とかに如実に顕れているのではないか…などとつらつら考える今日この頃です。
>『#マンホール』
未視聴ですが、御大のプレゼンで既に見る気の失せる作品ですね(苦笑)。
同じようなテーマでしたら、私は普段あんまりバラエティ番組は観ないのですが、先日偶々Tverで視聴したコレ(↓)が個人的にはツボりました(まだ暫くの間は視聴出来るみたいですね)。
https://tver.jp/episodes/ep69fa71iy
ある種の極限状況に置かれた芸人一人一人の現状把握および対処法の違いに、それぞれの個性(人間性)が見事に露わにされており、非常に興味深かったです(数年後にはコンプラ的に放送出来なくなりそうな内容ではありますが)。
プレゼン頂いたもう一方は面白そうなので、また夏期講習会が終わったら一作目の方を視聴してみようかと思っています。
>キリストが実は妻帯者で子どももいます
カトリック教会によって「偽書」とされている『フィリポによる福音書』には、正典の四福音書全てに登場するマグダラのマリアがイエスから恰も妻であるかのように見做されている記述があるみたいですね(Wikiにも項目があります)。「妻帯者で子どももいる」という解釈は、(ネタ元が何かまでは存じ上げませんが)学生時代にリアルタイムで映画館にて視聴した『最後の誘惑』(マーティン・スコセッシ監督・1988年)にて描かれていましたっけ(↓)。
https://mihocinema.com/saigo-yuuwaku-61900
ただまぁ、プロテスタントの端くれとして感想を言わせてもらうなら、この手の話題は「(正典に含まれている)新約聖書記者のいずれもが採用しなかった見解」に過ぎず、ゴシップ的な話題を提供するものでしかないため生産性が無いというか、端的に言って「つまんない」んですよねぇ(苦笑)。それよりもむしろ、複数の新約聖書記者が(そこかしこで相互に記述が大きく食い違い、内容に矛盾を抱えながらも)、それぞれが「イエスという男」をどう解釈し、同時代の人々に何を伝えようと(また何を伝えないようにと)腐心したのかの方に私は大いに関心があります。
>神格化しちゃったから歴史を捏造して今のような形になりました、女性の地位が低かったり性に厳しいのはその名残。
新約聖書正典に収められているパウロ書簡にしても、男尊女卑の風潮が高まるにつれて、使徒パウロの次の世代において既にテキストが「その時代の空気に合うように」改竄されていたりしますから。なお同性愛行為に対する敵意はもう少し後の時代、具体的には三世紀から六世紀頃の西ヨーロッパで初めて発現するみたいです。なお参考文献は以下の通りです(↓)。
https://www.amazon.co.jp/%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%8F%9B%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%81%96%E6%9B%B8-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E5%AD%A6%E8%8A%B8%E6%96%87%E5%BA%AB-Bart-D-Ehrman/dp/448009928X
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E6%95%99%E3%81%A8%E5%90%8C%E6%80%A7%E6%84%9B%E2%80%951-14%E4%B8%96%E7%B4%80%E8%A5%BF%E6%AC%A7%E3%81%AE%E3%82%B2%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%AB-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%82%BA%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB/dp/4772001743/ref=sr_1_1?qid=1693146861&refinements=p_27%3A%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%82%BA%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB&s=books&sr=1-1
前者については以前この板で引用したことがあったように記憶しています。いずれも学問的に非常にしっかりしているので、個人的にはおススメです。但し一般読者を想定した前者が比較的読みやすいのに対し、後者は完全に専門家向けに書かれているため、記述は冗長だし分厚いしで読み通すのは正直しんどい(苦笑)。取りあえず最後の結論部だけに目を通せばいいかもですね。