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スレッドNo.220

SDGs要素強めは嘗ての「NHK教育テレビ」を彷彿とさせました

>オトナプリキュア
 
 咲舞より先に(アバターながら)満薫が登場したのにも驚きましたが、何と言っても健太と優子が来るとは予想だにしていませんでした。まぁりんちゃんと健太は中の人が同じだから、制作コスト的に声優の数を絞ってそうな印象を受けるNHK側からすれば割に登場させやすいキャラなのかもしれないですね。ということは中の人繋がりでナッツに引き摺られる形で宮迫が出て来るか?となると、確かに安藤さん登場もワンチャン見込めそうですね。

 などとノスタルジーに浸りつつも少々苦言を呈するとすれば、個人的には『ログ・ホライズン』放映時にも強く感じたように、NHKにおいては作画枚数の制限がキツそうだという点でしょうか。大人層を取り込むための初回の摑みにしてはキャラの動きが全体的に少々粗いように見受けられました…まぁ作画面の評価は次回以降の変身シーンで見極めると致しましょうw。


>主人公のキモさを三重さんの可愛さで消臭するアニメ

 一応最後まで視聴しましたけれど、『君膵』といい『先輩がうざい~』といい、この手の「風采の上がらない男&一途に惚れ込むカワイイ系女子」という設定が流石に鼻に付いてきましたかね。物語の初めと終わりで(特に男側が)人間的にみて一切成長しないというあたり、いかなる努力も犠牲も御免蒙りたいとする男側の手前勝手な願望が溢れ出ているようで、正直観ていて余り気持ちの良いものではありませんし…そういえば『高木さん』の原作も近々最終回を迎えるみたいですね。


>秋アニメ
 
 私はオトナプリキュアとDr.StoneとフリーレンとSPY&FAMILYとで手一杯かな。しかし本当に種﨑さんは芸達者ですね。まほよめのチセ、フリーレンとアーニャは元より、確かDr.Stoneでは筋骨隆々の女戦士キャラを演じていたはずですし、『ストーンオーシャン』では少年役(エンポリオ)でしたし、…プリキュアになる日も近いかも知れないですね(それとも敵役で登場する方が先かな?)。


>今週の読書

 ちょっと古い本ですが如何でしょうか(↓)。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%BE%E3%82%A6%E3%81%AE%E6%99%82%E9%96%93-%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%83%9F%E3%81%AE%E6%99%82%E9%96%93%E2%80%95%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%9C%AC%E5%B7%9D-%E9%81%94%E9%9B%84/dp/4121010876

◆◆◆

 体の小さい人の動作はきびきびと機敏で、見ていて気持ちがいい。大きな人の動作は、ゆったりと悠揚迫らぬものがある。動物の動きにしてもそうで、ネズミはちょこまかしているし、ゾウはゆっくりと足を運んでいく。
 体のサイズと時間との間に、なにか関係があるのではないかと、古来、いろいろな人が調べてきた。…… いろいろな哺乳類で体重と時間とを測ってみると、こんな関係が浮かび上がってきた。時間は体重の1/4乗に比例するのである。…… ゾウにはゾウの時間、…… ネズミにはネズミの時間と、それぞれ体のサイズに応じて、違う時間の単位があることを、生物学は教えてくれる。生物におけるこのような時間を、物理的な時間と区別して、生理的時間と呼ぶ。…… 寿命を心臓の鼓動時間で割ってみよう。そうすると、哺乳類ではどの動物でも、一生の間に心臓は20億回打つという計算になる。寿命を呼吸する時間で割れば、一生の間に約五億回、息をス―ハーと繰り返すと計算できる。これも哺乳類なら、体のサイズによらず、ほぼ同じ値となる。

 物理的時間で測れば、ゾウはネズミより、ずっと長生きである。ネズミは数年しか生きないが、ゾウは100年近い寿命をもつ。しかし、もし心臓の拍動を時計として考えるならば、ゾウもネズミもまったく同じ長さだけ生きて死ぬことになるだろう。小さい動物では、体内で起こるよろずの現象のテンポが速いのだから、物理的寿命が短いといったって、一生を生き切った感覚は、存外ゾウもネズミも変わらないのではないか。( p.3~6より)

◆◆◆

 数学的記述が若干分かりにくい点にさえ目を瞑れば、「(動物の)寿命はサイズによって大きく変わる。ところが一生に使うエネルギー量は、体重1kgあたりにすると、寿命の長さによらず一定(p.30)」だとか「われわれが肉眼で見ている動物たちに、なぜ車輪を使うものがいないのかについて(第6章)」だとか「(ウニやヒトデに代表される)棘皮動物とは動物学者を不思議がらせるようデザインされた高貴なる動物群だと呼べるワケ(第14章)」だとか、一冊の新書にしては読み手の知的好奇心を刺激するフックに満ち満ちており、何ともお得感がありました。
 
 個人的に面白いなと思ったのは、恥ずかしながら私も初耳だったこの話題(↓)。

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 この章(第三章)では、エネルギー消費が体重の3/4乗に比例することを見てきたが、(単細胞生物から多細胞生物、変温動物を経て恒温動物に至るまで)こんなに広く、どんな動物にもあてはまる経験則は、生物学を見わたしても、めったにお目にかかれるものではない。その割には、あまり教科書に出てこないのは、なぜ3/4乗に比例するかの、よい説明がないからだろう。説明できなければ学問ではない、という考えは、ごもっともだと思うけれど、理屈をこねない学問も、もう少し幅をきかせてもいいのではないかと、私は感じている。(p.39)

◆◆◆

 説明できない経験則に過ぎなくても、「未だ解明されていないナゾ」とでも銘打って一般に広く周知することで、本邦の理系人口を増やす一助になるように私も思いますけれどねw。

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