漸く(仕事の)出口が見えて来た
…と思ったら毎年恒例の台風かい(しかも四国縦断ww)。振替授業もしなきゃだから諸々段取りが狂って面倒なんだよなー(白目)…何はともあれ皆様ご安全に!
>今週のエピソード
心の折れたいろはを無邪気にブレずに叱咤激励する様子から、ああ本シリーズの主役はいろはじゃなくてやっぱりこむぎなんだということに改めて気付かされましたね~。
>ココロワ
「中毒米の一件は全てサクナがしたことで私は潔白。ご覧の通り勅命を破り都に舞い戻って来ている事実が何よりの証拠。」とカムヒツキの面前でサクナを告発するんじゃないかとドキドキしたわw。結果的にはココロワを物語のメイン舞台(ヒノエ島)に合流させるためのイベント回でしたねぇ。
それにしても勅命違反に加えて、官庁の備品(警護ロボット)複数体破壊・倉庫の火災(2回目)…いやこれ宮中出禁はおろか普通に幽閉or遠島案件では?(← あ、既に遠島を申し付けられているんだったw)。 素っ気ない言動とは裏腹にカムヒツキは思いの外寛大な上司ですねぇw(でも割と俗物)。
>ゲーム性変わりすぎだろwよくこれでプレイヤー(読者)は投げなかったなw
まぁAmazon原作の低評価コメを見るに、途中で投げちゃった人も多かったみたいですけれどねー…原作勢の一人からすると、慣れてしまえば「何が何でも読者の期待を裏切りに掛かる作者の底意地の悪さ(褒め言葉)」が逆に癖になりますよw。
この後も物語のテイストは続編ごとに変わりまくります、乞うご期待!(全編アニメ化するかどうかは知りませんが)。
>その辺ちゃんとアニメでも説明した方が良いと思う
仰る通りですね。本作品は(例えば数年前のアニメ『デカダンス』みたいに)物語の世界観を徐々に開示していくことに意味を持たせている訳でも無さそうですから、最初から基本設定を明らかにしておいた方が観る側に要らぬストレスが掛からないように思います。同じく生徒会が舞台の『かぐや様』も、原作だと確か1話目で「舞台が各界の有名人子息&令嬢が集う金持ち私立高校であること」を明示していたように記憶しています。
>チュートリアルから何回死にかけてるんだよってくらいボコボコで逆に新鮮
私は余り詳しくないのですが、恐らく昨今流行の「異世界もの」は、初手からチート能力を付与された俺TUEEE!系が主流なのかもしれません。第一巻で一度ならず二度まで「主人公が容赦無く凌辱される」展開を含む本作は、現代だと「初っ端からそんな鬱展開は要らない」と編集者から思いっ切りダメ出し&書き直しを喰らうような気がしますね(笑)。
>魔法の剣〈もとめ〉がトラブルメーカー兼切り札になってて、話を転がしやすくしている
こっちからわざわざ出逢いを求めて行く理由付けの手間が省けるというか、一話完結の物語への導入を毎回無理無く行えるあの設定は上手く考えられていますよねぇ。
>地雷グリコ
最寄りの図書館の貸出しで17人待ち…(苦笑)。買ってまで読むほどの本では無さそう(失礼)ですし、まぁ読めるのは早くて半年後ぐらいですかねぇ~。
>『買い負ける日本』
漸く読めました。客観的データに加え、現場の経営者らの聴き取り調査含む著者の地道な取材力が窺える良書でした。小見出しの「全員参加主義・全員納得主義の成立」・「誰も責任を取らず将来に投資をしなくなった日本」・「成功体験を捨てられるか」あたりからは、時節柄先の大戦直前の「満場一致に至る空気感が操作された(©山本七平)」御前会議やら、艦隊決戦で未曾有の大勝利を収めた約40年前の日本海海戦の「成功体験」から遂に脱却出来なかった日本海軍(「軍人というのは常に過去の戦を戦う(by半藤一利)」)やらを私は思い出しましたね~。日本人の根本のメンタリティは全然変わっていないことを改めて実感した次第です。
>本の紹介(簡易版)
① 藤本ひとみ『聖戦ヴァンデ(上・下)』https://amzn.asia/d/hjYYoYJ
② ソルジェニーツィン『収容所群島(全6巻)』https://amzn.asia/d/euZhNQr
【参考:②の末尾で語られる「ノボチェルカスク暴動」について(↓2022年に映画化されたみたいですね)。なおブログでは死者26人となっていますが、②で著者は「死者は合わせて大体70~80人」と推測しています】。
https://jp.rbth.com/history/84138-soren-chi-no-nichiyoubi-1962-novocherkassk-gyakusatsu-jiken
①の一言要約:堕落した高邁な理想は前時代の狂信よりも性質が悪い。
②の一言要約:①の要約&ゲームのルールの枠組みを作ったヤツが一番良く笑い、かつ安らかに生涯を終える。
①の一言感想:現代フランスを支える知られざる黒歴史として興味深いが、歴史の重みに対し物語の叙述が軽過ぎるなというのが正直な印象。「マンガ世界の歴史」感覚で読むぐらいが丁度良いと思います。
②の一言(では語り尽くせません)感想:暗い話題ばかりでなく、脱走囚の命懸けの冒険譚(5巻)や、著者自身が「当事者として内部から」体験した、東大安田講堂を彷彿とさせる収容所立て籠り闘争の顛末を詳述した「ケンギルの四十日(6巻)」など興味深いエピソードも語られますが、如何せん長過ぎる(苦笑)。タイパ重視の現代の読者とは相性が悪そうですね~。
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「ロシアの歴史を一つの文句で表現したらどうなる? あらゆる可能性をしめ殺した国である。」(6巻448ページより)
>喋る大福が観たかった
映画限定で一言二言ぐらい喋るんじゃないかなw(適当)。