今年は映画を観るつもりは無かったのですが
極力ネタバレ回避に努めますw。
>映画はこむぎが主役でペット側の視点に重きが置かれています
でしたねぇ。映画全編を通して一番走り回っていたのはこむぎでしたし、例の「お婆さん」の件のところは、犬嫌いを公言する私でもちょっと胸打たれるものがありました(笑)。
オールドファンを意識した昨秋のメモリアル映画とは違い、今年はメイン視聴者(未就学女児)に思いっ切り寄せて来て分かり易かったという印象でしたね。あと予想はしていたとはいえ、あのイケメンキャラの漢っぷりには思わず吹きそうになりましたww。
気になったところは、フレンドリングの使いどころは劇中で複数回あったと思うのですが、ちょっと説明不足だったというのと、ラスボスの行動原理が終始謎だったところかな(直接ナツキの所に赴けばいいのに、序盤でいろは&まゆに拘った理由が私にはよく分からない…また御大の明快な解説を宜しくお願い申し上げます)。
>それにしてもナツキはなんであんな仮面つけてたんだろう
同感です。あれじゃ逆に目立ってしまうだろうし、そもそも正体を隠す動機が不明なんですよね。
>一般的には女性が何かとマイノリティの立場として語られがち
●今週の読書『女性ホームレスとして生きる 貧困と排除の社会学』世界思想社2013 / 増補新装版2021
https://amzn.asia/d/hjQw4eA
『キノトリ/カナイ 流され者のラジオ』に触発されて読んでみました。野宿者全体で女性が占める割合は僅か3.2%(2012年厚生労働省調査)と男性に比べて圧倒的に少ないのは何故か?という素朴な疑問を解明すべく、その数少ない女性ホームレスらに直接取材を試みた報告書です。なおその疑問に対する解答は早くも本書第2章で説明されており、以下の二つに纏められます(↓)。
① 税制面でも社会保険制度においても、日本社会が相変わらず「主要な稼ぎ手である男性と子育てを担う女性」から構成される家族を優遇し続けているため女性の経済的自立が困難で、夫から身体的・経済的DV等を受けていても安易に離婚に踏み切れない(日本の離婚率(1000人中2.0人〔総務省統計局2012〕)は先進諸国の中でも最低レベルだとか)。
② 雇用保険・医療保険・年金などの社会保険を利用できない分、女性は男性よりも生活保護を受給するハードルが低い。
◆◆◆
したがって、保険と扶助とのあいだには、序列が存在しているのである。そしてこの序列は、男女の分断とも重なっている。男性は、賃労働に就くことが期待されているため、なんらかの事情でそれがかなわなくなっても、社会保険に結びつきやすい。一方、女性の場合には、家庭で再生産労働を担うために、雇用期間が十分に長くなかったり、賃労働をしていても低賃金の仕事になりやすく、そうなると生活保障が必要になったときには、社会福祉や公的扶助の利用に結びつきやすい。つまり保険と扶助は二層構造になっており、男性と女性に不均衡に配分されているのである。
そのため、男性が社会保障の網から漏れ、社会福祉や公的扶助を利用しようとするときには、稼働能力の有無が厳しく問われることになる。稼働能力があると判断されると、現実には仕事がなかったとしても、福祉や公的扶助の利用は認められずに、野宿生活に陥ることになりやすい。一方、女性の場合には、そもそも雇用保険や年金の対象にならない、社会保険の利用から排除された低賃金の働き方の人が大半を占めているため、男性と比べて福祉や公的扶助の利用が認められやすいのである。しかしその利用はスティグマをともなうものであり、利用に際して必要な資力調査は、女性本人の財産や収入だけではなく、収入をもたらしてくれる可能性のある男性関係にまで及び、生活の細部にわたって監視や管理が入り込むことになる。
以上のように、女性は就労や社会保障の受給にあたって不利益を受けており、家を出て独立して生計を営むのが困難な社会的条件がある。しかし男性関係にまで及ぶ屈辱的な資力調査や、最低限度の生活を受け入れる限りにおいて、女性は福祉制度や公的扶助を利用しやすく、それらが路上に出る一歩手前で女性を受けとめているというのが、女性の野宿者が少ないもうひとつの理由であろう(本書p.43-44より)。
◆◆◆
成程ね。日本社会の制度設計の在り方そのものが、女性の野宿者を生まれにくくしている要因だったということですね ― それが当事者にとって本当に「幸せ」なことなのかどうかは取り敢えず置くとして。正直後半の女性野宿者への聞き取り調査自体は今イチ心に響かなかったので、上記引用で得られた知見が本読書からの唯一の収穫かな(苦笑)。
>『職業、ブックライター。』
世の中にはこういう職業もあるんですね。面白そうだけど好奇心旺盛で何より人間が好きじゃないと務まりそうにない仕事だなぁw(遠い目)。なお本書では自身の仕事上のノウハウを惜しげも無く公開されておいでですが、それって商売敵を増やすだけなんじゃないかと他人事ながら心配してしまいます(苦笑)。
>『日本社会のしくみ』
図書館に無かったんでAmazonに注文して今日届きました。新書レーベルにしてはこれまた分厚いなぁ(呆れ)…。『日本で働くのは本当に損なのか』は本日再読したので予習も完璧。これから折を見てボチボチ読んでいきますわ。
>それぞれの階層の人が自分は中流だ、将来の展望があると思えた時代の残滓というか。つまりイメージ
>1970年代後半に、日本社会は一種の安定状態になった
>「一億総中流」や「新中間大衆」といった言葉が流行したのはこの時期
この頃私は公立の小学生だったですけれど、この「一億総中流」は肌感覚としてピッタリきます(「自分を中流だと考える」人が大半を占めているとの世論調査を当時新聞でチラ見した記憶があります)。クラスメートにしても勿論金持ちの家庭も貧乏人の家庭もあったはずなんですが(現に私の友人の一人は母子家庭でしたし)、そういった社会的格差を意識した記憶は私には全く無いですね。どこの家もみんな「同じ」で「横並び」なのが当たり前なのだとばかり思っていました。
>このアニメ全体的に回りくどい
ちょっと前から話運びに微妙なテンポの悪さを感じていたので、そうやって言語化されるとスッキリしますね。
今のところキングメーカー・政近に言われるがままに「駒」として動くアーリャという図式が、「女の子だって暴れたい」プリキュアイズムからすると何とも時代遅れというか何と言うかw。