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スレッドNo.417

トラメ浄化されちゃったかー

 …となるとザクロも年内には退場でしょうかねぇ。こっちはこれまでの経緯的に猫組がメインで関わりそうな気がします。


>座敷わらし感

 それっぽいキャラが出て来る創作物が無いかなと色々思い巡らしてみましたが、残念ながら私の抽斗では思い付けませんでしたw(苦笑)。
 

>紹介頂いた動画

 「感情は理性に先行する」どころか「知識を増すほどに己が抱いている感情について、後付けの理由を思い付き易くなる(言い訳が上手くなる)」ということですか。動画作成者の論に従うなら、勉強すればするほど社会の分断を加速することにしかならない、という話になってしまう気がするんですが、それはそれで啓蒙の意義の全否定と言うか、それこそ直観に反する極論のようには思いますけれど(苦笑)。

 まーでも長年乱読多読を続けていると、自説を補強するための言い訳は確かに上手くなってきたようには思いますね(良く言えば老練、悪く言えば頑固ジジイw)。


>初めて知った

 あ、そうなんだ。一般的には割と知られてないのかもですね。極端な話、顧客(生徒)が0名でも職業として名乗れてしまうのが「塾講師」ですから。

 因みに「学校(特に公立校)で教師をやっていたけれど辞職あるいは定年退職して塾業界に流れてきた人」は、これまでの私の経験上高確率で使い物になりません。その一番の理由は「塾は顧客満足度が下がると(要するに授業が下手クソだと)生徒は直ちに辞める」ということを心底理解せず、学校時代同然の退屈極まりない授業をするからですね(毒)。特に低学年対象であれば多少知識が怪しくても、歯切れよく喋る元気いっぱいの大学生の方が100倍マシですわ。


>2200円は高い

 確かに高いw(苦笑)。年明けから半年ほどの間は、折角御大に新刊書をプレゼン頂いても世評が余程高くない限り、購入してまでは読まないと思います。


>今週の読書
 
 ●安部公房『第四間氷期』1959講談社
 https://amzn.asia/d/8xM8dXm

  今年(と言ってももう終わりかけていますが)生誕100年ということらしく、先日書店で矢鱈と文庫本が平積みされていたこともあって読んでみました。

◆◆◆

 真の未来は、おそらく、その価値判断をこえた、断絶の向うに、「もの」のように現われるのだと思う。たとえば室町時代の人間が、とつぜん生きかえって今日を見た場合、彼は現代を地獄だと思うだろうか、極楽だと思うだろうか? どう思おうと、はっきりしていることは、彼にはもはやどんな判断の資格も欠けているということだ。この場合、判断し裁いているのは、彼ではなくて、むしろこの現在なのである。…… おそらく、残酷な未来、というものがあるのではない。未来は、それが未来だということで、すでに本来的に残酷なのである。その残酷さの責任は、未来にあるのではなく、むしろ断絶を肯じようとしない現在の側にあるのだろう。……
(あとがき より)

◆◆◆
(昔の作品だしネタバレしても構いませんよね?)

 “主人公(勝見博士)が開発した「予言機械(電子計算機)」が告げる「来たるべき未来」― それは地殻変動による海面上昇のため住むべき場所を失った現ホモ・サピエンスの絶滅という衝撃的事実だった。しかし博士に先行してソ連で開発された「予言機械」も同様の未来を予想していたため、海中での生活に適応した「鰓を持つ新人類(水棲人類)」を生み出す研究が、8年も前から既に国策として秘密裏に進行していたのだった。その事実を知らされた博士はしかし「来たるべき未来」を頑として受け入れようとせず、それどころかこの研究を葬るべく世間に公表しようと試みたため、「予言機械が造り出した“自分(博士の分身)”」によって弾劾・監禁され、遂には死刑を宣告されることとなる。”

 今となっては流石に疑似科学的な細部の描写は古びているとしても、太平洋戦争が終結して高々15年弱、AIは勿論のことスパコンも遺伝子組換え技術も影も形も無かった時代に、どうしたらこんなスケールの大きい重厚な物語を思い付くことが出来るのかと驚愕しながら読了しました。間違いなく小松左京『日本沈没』(1973発表)は、本作からインスピレーションを得ていると思いますね。

 あと以下の作中での主人公の独白がまるで現代社会の混迷ぶりを見通しているかのようで、読んでいて正直どきりとしました。

◆◆◆

 予言機械をもつことで、世界はますます連続的に、ちょうど鉱物の結晶のように静かで透明なものになると思いこんでいたのに、それはどうやら私の愚かさであったらしい。知るという言葉の正しい意味は、秩序や法則を見ることなどではなしに、むしろ混沌を見ることだったのだろうか……?(本書 p.162-3) 

◆◆◆

>キングゲイナー

 単なる食わず嫌いだろうと思うんですけれど、富野監督の作品って前々から何か肌に合わない気がして、どうも観る気になれんのです、スミマセン(苦笑)。

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