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スレッドNo.420

冬期講習会中なので読書感想文はカット

 年末年始を見越して目ぼしい本は取り揃えたので、読んで面白ければまた追い追いプレゼンしますね。


>今週のツンデレ猫

 ユキの「雪」に纏わる思い出が、孤独という「冷たく閉じた冷たい世界」から大事な仲間が居る「開かれた温かい世界」へと上書きされていく過程がしっかり描かれた良回でした。ザクロへの声掛けにしても、恋愛脳のまゆの更に一つ上を行く共感振りを示していましたし、副主人公の面目躍如と言ったところでしょうか。

>最初にインプットされた情報に引きずられやすい
>偶然その情報が先に入っただけなのに、あたかもそれが定説と思い込んで堅持しちゃう

 これがあるから、自分が全く知らない分野の書籍を読む場合は、Amazonや読書メーターなど複数の書評から「まともな入門書」なのか「玄人向けの(やや癖のある)専門書」なのか「読むに値しない陰謀論」なのかを大まかにチェックする習慣が付いていますね。

 それに関連して思い出すのは私が小学生の頃、エホバの証人(ものみの塔)が毎週日曜日ごとに自宅を訪問して来て「聖書に関する勉強会」を開いていたことですね(当時私の地元周辺では「エホバ」の認知度が低く、一種の情操教育程度に捉えていたらしく両親とも黙認していた)。「誕生日を祝うのは悪」とか「東方の三博士を救い主イエスの下へと導いた星を輝かせたのは悪魔に違いない」とか、彼ら独自の聖書解釈を色々聞かされましたっけ(日曜日に遊べないのが嫌だと駄々をこねて確か半年ぐらいで辞めた)。後に「この道」に入ることが無かったら、今でもそれらの、少なくとも聖書には明言されていないトンデモ解釈を鵜呑みにしていたままだったかもしれないですね。


>どうせ論文って検証しないんでしょ?

 ハハハ、確かに。『Science Fictions あなたが知らない科学の真実』でも指摘されていた通りですね。書名は忘れましたが、過去に御大にプレゼン頂いた科学本でも、同じ著者なのに出版年によって主張が真逆になっていた例もあったと記憶しています…まぁそもそも御大のご指摘の通り「大抵の人は大抵のことに興味が無い」のですから、いちいち拘らない方が精神衛生上好ましいかもしれないのかなぁとは思いますね(それでも私は拘る派ですw)。


>自分の給料を誰が出しているのか考えられるかどうか

 全員ではありませんが、そういえば過去の公立学校からの「転職組」の中には、「給料とは毎月毎月決まった額が天から降って来るもの」だと考える癖がどうしても抜けない方もおいででしたね。その場合いずれ経営者の逆鱗に触れて退職を余儀なくされてしまう訳ですが。


>富野作品への辛口評価
 
 あ、私だけじゃなかったのか。ちょっと安心しましたw。

 まぁ富野氏だけじゃなく近年の宮崎駿作品とか庵野作品にも当て嵌まるんですが、作品そのものよりもクリエイターの言動の方に注目が集まっているように思えて、正直観ようという気持ちが削がれてしまうんですよね(苦笑)。どちらかというと私は「黒子に徹している」表現者の方が好みですわ。


>ちなみに日本はどちらも国籍がなくても住んでいれば日本人と同じサービスが受けられます

 今『流出する日本人』を拾い読みしていますが、「3カ月以上滞在して住民登録をした外国人に国民健康保険への加入を義務づけ(p.149)」ていたり、「児童手当や保育料の補助や(何とコロナ給付金まで)、日本では住民登録している外国人全員が給付対象となる(p.149~150)」とは知りませんでした。永住権の更新も諸外国に比べてハードルが低いんですね。数年前の「ウィシュマさん事件(現在も係争中)」のイメージから、本邦はもっと「外国人にトコトン厳しい」国かと思っていましたので正直意外でした。まぁ御大のご指摘の通り、確かに日本語の習得そのものが最大のハードルなのかもしれないですね(あと付け加えるなら近年の円安傾向かw)…という訳で、著者にはその辺りをメインで取り上げた続編『流入する外国人』を希望します(笑)。

編集・削除(編集済: 2024年12月23日 17:30)

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