「道」の掛け軸をドヤ顔で掲げるれいか嬢とか、電動ドリルに心ときめくさあや嬢とか
青キュアは偶に天然キャラが交っている印象がありますw(苦笑)。
>『僕には鳥の言葉がわかる』
図書館は当てにならないので購入しました。久し振りに「面白い!」と素直に評価出来る本に出逢えて良かったです。平易な語彙で綴られた稚拙にも思える(失礼)文章&野鳥への溢れる思いが随所に滲み出た内容から、著者はてっきり二十代そこそこの方かと思っていたら、まさかの四十代とは驚きました。総じて野生動物の研究者というのは世間ずれしていないというか何と言うか、感性が何処かしら浮世離れしているように見受けられますねw(褒め言葉)。
>言葉を操るのは人間だけだと。なんで?って一般人の私は思うんだけど、何かそうらしい
本文中では哲学者アリストテレスの著書の影響とされていましたけれど(p.161)、「この道」視点からは、ユダヤ教&キリスト教文化圏では伝統的に、「人間は‘神の像(Imago Dei)’として造られ、全ての被造物の長の地位を与えられている(つまり他の動物とは別格)」との観念が根強く信じられているからなのではないか(↓)と思いました(ストックホルムで著者が基調講演後に「人間と動物の二項対立をひっくり返すアプローチだ」と賞賛コメを頂くエピソード(p.251)もその一つの裏付けになっている気がします)。
【旧約聖書・創世記1章26節(新共同訳)】 https://www.bible.com/ja/bible/1819/GEN.1.%2525E6%252596%2525B0%2525E5%252585%2525B1%2525E5%252590%25258C%2525E8%2525A8%2525B3
【旧約聖書・詩篇第8篇6~9節(同)】
https://www.bible.com/ja/bible/1819/PSA.8.%2525E6%252596%2525B0%2525E5%252585%2525B1%2525E5%252590%25258C%2525E8%2525A8%2525B3
とはいえ著者のシジュウカラ研究を通じて「世界で初めて動物の文法能力が解明され(p.211)」たのがつい2017年というのには流石に最近過ぎますね。社会通念を基盤とした思考の枠組みが、人間の「ものの見方」に、思いのほか大きな影響を与えている一つの事例と言えるのかも知れません。しかしその一方で「通説を覆すのに十分なだけの信頼度の高いデータが得られた」ら、それまでの「定説」を潔く放棄してしまうあたり、国際行動生態学会(動物行動学の分野では最も大きな会の一つ(p.244))が、真っ当な研究者らの集まりだということも同時に窺えて興味深かったです。
>今週の読書
● 小林照幸『死の貝 日本住血吸虫症との闘い』
https://amzn.asia/d/3yWALDQ
「原因も治療法も分からない謎の風土病」が最終的に駆逐・撲滅されるまでの、官民挙げての百余年の奮闘を克明に綴ったノンフィクションです。オビに「Wikipedia3大文学 幻のノンフィクション待望の文庫化!」と謳っている通り、その顛末については以下のリンクからも読めますが、何せ詳細かつ長過ぎますので(苦笑)私は書籍の方をお勧めします。特に感染源の特定のため、当時の名も無き研究者達が「仮説&検証」を地道に繰り返しつつ真相に迫っていく件は、そこいらの推理小説を遥かに上回る面白さでした。
【秀逸な記事・地方病(日本住血吸虫症)】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E6%96%B9%E7%97%85_
あと興味深かったところを思い付くままに列挙すると:
・中間宿主となる貝(ミヤイリガイ)駆除の薬剤散布に戦後間もなくの間GHQが協力していた。
・駆除には農業用排水路のコンクリート化が有効であることが判明したため水田の整備事業が進んだ(なおミヤイリガイが住めない環境ではホタルの幼虫の餌となるカワニナも住めないため、同時にホタルの数も激減した)。
・特に被害の著しかった山梨県では農家らに水田から果樹園へと転作するモチベーションを産み(水が無くなるので貝が死ぬ)、現在の「フルーツ王国山梨」を形づくる一因となった。
・当時(1955年)未だ正式な国交のない中国の招聘を受けた日本医学団らが、首相の周恩来から直々に「中国人民を苦しめる血吸虫病の撲滅に向けて、是非とも教えを請いたい」とのオーダーを受けた(← 時代的にはあの悪名高い「大躍進政策」のちょっと前の出来事で、何かと学問的知見を無視しがちな毛沢東にしてはまともな取り組みと言えます(苦笑))。
・フィリピンのレイテ島(大流行地の一つ)の患者らに治療薬を届けるための募金活動が始まると(1988年)、『野火』・『レイテ戦記』の著者である大岡昇平が真っ先に参加した(因みに大岡がレイテ島の病院に収容されたのは捕虜になってから(兵士として戦ったのは300kmほど離れたミンドロ島)で、『レイテ戦記』執筆当時(1971年)は当地で旧日本軍がこの病に悩まされていたことは知らなかった模様(同じフィリピンでも気候が異なるため))。
… などなどでしょうか。まさに「風土病克服の視点から切り取った戦後史」そのものですね。
>ぶっちゃけMIRAI DAYSがやっていることは本編の縮小再生産
>ファンサービスとオトナプリキュアとしての独自性・テーマ性が噛み合っていません
>オトナにもコドモにもなり切れない中途半端な作品群
うーん、この「本編の続き」はシリーズ化されるのでしょうか?今後も大同小異の展開が続くようなら、正直私はパスかなぁ。脚本からキャラの動きの見せ方から、本編の方が断然完成度が高いように感じましたので…。