試行回数で勝つタイプ
>クリームソーダのポエムがななに刺さった理由
>ななもメロロンも同じ様な背景を持ち、同じ様な救われ方をしていた
>パズルの一番大事なピース
ああ、その辺は人格形成のどこに重点を置くかでもあるんだけど、ななに関してはそこまで重要なピースと私が思ってないってのもありますね。
例えば「クリームソーダのポエムがななに刺さった理由」もうたが突然歌うのと同じように突然ポエム言うから気になった(その時点では自分の過去と重ねてはいない)→ザックリーの件を踏まえてこころが改めて深堀りしたので「ああ、そういえば」とそこで改めて気づいたというのでも問題ないし、それが自然でしょう。
ななの話を聞くと、「え、めっちゃ重要な話でうたも超重要人物じゃん」ってなるけどおそらく本人はそこまで思ってない。理由は感想で書いたとおりで、ななの心性から言うとおそらくうたと出会ってなくてもまあ、何か上手くやったんじゃない?ってくらいには柔軟性がある。ピアノもそうだけど色んなことが影響しやすくて、七不思議みたいに本人的に都度色々試行しているんだろうと想像できる。ななに関しては「救われた」よりも「試す機会を得た」と捉えるのが妥当だろうと。
ここがこころと違うところで、こころは過去がダイレクトに人格形成や現在の行動に影響されるんだけど、ななは咀嚼して経験値化していくから、単一の過去エピソードが人格形成に直接的に影響を与えているという風には私は見ないですね。
通常の物語的な作りとは反するんだけど、ななの掴みどころのなさってそういうところに起因しているので。で、こういうキャラ(心性)は改めて振り返ることで「ああ、あのときのことって、今のこれと同じなんだな」と再解釈したりもする。前回のうたとお婆ちゃんのエピソードに近いっちゃ近い話運びでもありますね。
エピソード的にはそのキャラの核心的重要エピソードに見えるんだけど、心理構造的にはそこまで重要じゃない(数ある手札の中でそこそこ強いカード程度)みたいな出し方ができるななならでは、という意味でも綺麗に入れてきたなってのが私の評価。
>鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。
まだ50ページも進んでないけど、すでにウンザリするくらいにはうるせーなw