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スレッドNo.553

言語学の話になると早口になるよね

>『会話の0.2秒を言語学する』
 思ったほどじゃなかったなぁ~(苦笑)
 これ、あるあるなんだけど、著者があれもこれもと詰め込んだ結果ちょっととっ散らかってる感じがする。本人的には「会話のターンチェンジにかかる時間0.2秒の間に人はこれだけのことをやっている」と説明したいんだろけど、如何せん言語自体がその学習の無自覚さも相まって読者には伝わらないんだよね。これが工業製品とか芸術品なら出来る過程を説明できるけど、○○が△△を発見して~と言語学の先生方の見解を披瀝されてもピンとこない。
 むしろ、YouTubeのラジオでもやっているように、面白い本を取り上げて紹介する方が合ってるw あとラジオの方は相方との絶妙なトークが軽快でポンポン頭に入りやすいってのも大きな違いかな。


>『論理的思考とは何か』(本は未読)
 ゆる言語学ラジオでも取り上げられていましたね。昔この板でも「合理性は時代や国、文化によって違うよね」という話をしたことがあったので論理性も違うことについては納得感しかないんですが、なんでそうなったのかの話が面白かったですねw

・アメリカ方式
→ベトナム戦争後に帰還兵が大学にどっと進学したため、授業や採点をやりやすいように現在の形になった。遡ること50年前という歴史の浅さw そんな合理的な理由から論理形式が組み立てられたんだけど、ビジネス(起業。とりあえずアイデアを試す)面と相性が良かった。

・フランス形式
→民主主義や国民国家の合意形成に重きを置く。ビジネスはとりあえずやってみて失敗しても構わないが国家はやべー奴が偉くなると大変なので拙速を慎む(なので思考過程部分重視)。

・日本形式
→読書感想とか解釈は、昔は生徒の自由な解釈を重視してたんだけど、学力調査だか検定のために何か変った。(アメリカと似たようなパターン。教える側の都合)


>フランスの採点
 これはイギリスも含めて前々から私も疑問だったのでChatGPTに聞きました。少し長いですが面白かったのでまるまる引用します。


フランス:バカロレア採点の「国家総動員システム」
○制度の概要
バカロレア(Baccalauréat):高校最終試験にして大学入学資格試験。
→ 全国で約50万人の生徒が毎年受験(全員が論述中心)。
試験内容:哲学・文学・歴史・地理などが中心で、記述・論述・小論文が基本。
試験時間:4〜6時間/科目という超長時間。


○採点体制:教師総動員
採点は現職の高校教師(professeurs de lycée)が担当。
各科目ごとに、教育省(Éducation nationale)が「採点者=全フランスの該当科目教師を徴用」します。
採点対象校は自分の勤務校ではなく、別の学区(académie)に割り当てられる。
→ 公平性確保(自分の生徒を採点しない)。


○運用の流れ(バカロレア哲学試験を例に)
試験当日:全国一斉に同じ時間・同じ問題で実施。
翌日:答案が封印・集荷され、各採点センター(校)に仕分け。
各採点官(教師)が平均150〜250枚の答案を担当。
採点基準は全国共通で、試験委員会(jury national)が詳細なルーブリックを提示。
採点結果は二重チェックされ、場合により第三者再審査。

採点期間はおおむね約10日〜2週間。
この期間、教師は通常授業を中断して完全に採点専任となります。
つまり「授業より国家試験が優先」という運用。


○報酬・労働環境
採点者には国家から日当+1答案あたりの報酬が支払われます(例:1答案約1〜2ユーロ)。
学校の期末は6月で終わるため、生徒がいない時期に採点業務を実施可能。
そのため、“採点は教師の職務の一部”という文化が制度的に定着しています。

○公平性の担保
各答案は匿名化(生徒名・学校名を伏せる)。
複数採点者による二重採点や、統計的調整が導入されている。
極端な得点差(例:40点中5点と35点など)は再評価対象。
すべての結果は教育省が集約して「全国平均」を補正。


フランスでは「バカロレアは国家の神聖な儀式」とされ、
毎年この時期に全国の高校教育システムが“試験のために止まる”という、
日本とは真逆の社会的優先順位で運営されています。


●イギリスについては省略(自分でChatGPTに聞いて)


要するに、

「どうやってマンパワーを確保しているのか?」
という問いへの答えは──

・社会全体で“試験のために時間を止める”国(フランス)」
・産業的に分業化して回す国(イギリス)」

という2つのモデルで成り立っています。
そしてどちらも、“採点は教育の本丸の一部”という認識が根付いていることが最大の違いです。


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 で、この掲示板の読者なら義務教育レベルで知ってることですが、人間はバカです。バカが長時間の論文記述に耐えられるわけがない。そこを突いた質問をするとこう回答されましたとさ。


実際、採点者の報告では──

構成・論証が一応成立している答案は3〜4割
“主張があるが理屈が弱い”が3割
“支離滅裂・感想文”が3割
という感覚が一般的です。

つまり、大多数の答案は「形式的には作文、実質的には散文」。
それでも国家は「考えたという行為」に教育的意義を見いだしている。
ここがフランス的なのです。


 「下手の考え休むに似たり」じゃねーかなって私は思うけどねw バカに考えさせて何が出てくるっていうんだね?
 私は運動音痴だったから体育の授業は小学校の頃から虚無だったよ。それを「体育こそは国民の証!」とばかりに何年も何十年もやらされたらスポーツ選出になるか? マラソンやらされたら拒否して歩くよ。途中で棄権するね。単一の指標で人間を測ってる国が多様性ほざいているの面白いよね。

編集・削除(編集済: 2025年10月21日 14:00)

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