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スレッドNo.565

儲からない仕組み

>虹の色
 私も何かの本で読んだことがあるね。そもそもグラデーションだから明確に数えられるようなものでもないと思うけど。以前話したことあるけど7って認識(記憶)ギリギリのラインらしいんだよね。日本語の語呂的にも5か7で落ち着きそうなイメージはあるね。


>リバタリアンが社会実験してみた町
 税金払いたくない病(教)なんやろな。


>実はソビエト連邦という存在が色濃く影を落としていたが故
 私はウルリケ・ヘルマン『資本の世界史』 http://isshuu.blog.fc2.com/blog-entry-1100.html が知識ベースだけど、資本主義(産業革命期が一般定説)は200年以上前からあって、その頃から国家規模で二人三脚してるって認識ですね。それに並行して国民国家(総動員)による戦争被害家族へのケアや年金、医療制度などの国民が安定して暮らせるインフラを都度強めていった背景もある。
 ソ連は第二次大戦のとき連合国側だし、共産主義との戦いは戦後の冷戦がメインだからこの道の者さんの意見だと範囲的にかなり狭いと思いますね。


>飯田一史『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』 https://amzn.asia/d/7NxJ38I
 例によって下記の動画がキッカケ。時給1000円と思えば動画で済ませても良いねw
 AIとダベっててふと「Amazonは返品率が低いっていうけど、何冊入荷するかなんて事前に予測できるのか?」と思って聞いたらPODの話出て「なにそれ!?」ってなったんだけど、いやー、気づけてよかったぁ。同人とかやってる人なら知ってる技術かもしれないけど、マジで知らんかったわー。




>夏樹静子『裁判百年史ものがたり』 https://amzn.asia/d/67Bfd0x
 これもゆる系で堀元氏が紹介してた本で、タイトルどおり過去100年の日本の有名どころ裁判を列記したもの。
 最初のロシア皇太子襲撃事件がなかなかキャッチーで、襲われたロシア皇太子を天皇扱いにするかどうかで政府側と裁判官側で揉めに揉めたエピソードが紹介されています。要するに政府側として国際問題になるので犯人を死刑にして処理したい。普通に裁判をやるとただの殺人未遂なので死刑に持っていけない。そこで天皇と見なすことで未遂でも死刑にできると法解釈を広げようとしたわけだね(天皇を襲ったら問答無用で死刑にする法律があった)。裁判所側は天皇はあくまで日本固有であり皇帝でもない皇太子にまで広げるのは無理筋。またこのように法解釈を安易に変えるのは主権国家の意味を損ねる。というわけで当時の最高裁判所の一番偉い人が粘って、裁判官を説得しまわって最終的には通常通りの規定で無期刑を言い渡したという話。

 これでわかるのは所詮法なんて人が運用しているよねってこと。この最初のエピソードは今から見れば美談っぽく見えるけど結局やってることは人が勝手に決めてるってこと。だからこの本の中でも様々な事例が乗っているけど、裁判官の好みとか考え方が如実に出ていたりする。有名どころでは尊属殺人についての違憲判決。これ実は(同様の事例も含めて)何度も最高裁判所で判断が争われていて、最初は圧倒的多数で合憲判断だった。それが時間が経ち裁判官が入れ替わっていって最初に争われてから20年以上経って圧倒的多数で違憲となったという経緯。つまり時代が変わるとは人が(物理的に)変わることと同じって話だね。
 チャタレー事件なんもそうだけど、何がどこまで犯罪なのかは時代によって変わる。

編集・削除(編集済: 2025年11月19日 18:59)

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