数字そのものをやり取りするわけじゃない
>本作における「数字」とは
実績と担保だね。
票の移譲と言っても言葉どおり投票するって話ではなく(作中で言えば無投票で決まるだろうけど)、こころがそれだけ支持されているという指標。そのこころがちよを認めるからこそ、ちよもこころの器や彼女が言っている「応援」に説得力が持てる。だからこころ支持者がちよ支持者になるって話ではないよ。こころの影響力。その実績と担保。要はそれだけ影響力があるこころを軽んじることはできないっていうパワーバランスの話。これはこころ自身の自信や実感にもなる。
翻って、プリキュアの人気(ファンクラブ数)も同じ文脈。彼女たちはこれまでのプリキュアのような私人ではなく、誰かを支えている(プリキュアの応援を必要としている人がいる)という自覚を持たなければならないという話。数字を持つことはパワー(戦闘力、他者への説得力)でもあると同時に自分が背負っている重みにもなる。
だから、ここで言う数字は影響力や担保の可視化、指数であって他人とやり取りできるものではないよ。インフルエンサーが「数字を持っている」っていうのと同じ。
なので、「ダークイーネがアイドルデビューして数字を全部横取り」展開は作中ロジック的には筋が悪いと思っています。プリキュアの人気はプリキュアのものであり、ファンとの関係性を示すものだから。あと単純にファンに心変わりさせるのはファンを軽んじることにもなる。じゃあダークイーネってどういう文脈で出てくるんだ?ってなるとよくわかんないんだけどね。どーせ数週間もすれば出てくるだろうから、出たとこ勝負で解釈するけど。
今作の数字は最初からその認識で言ってたんだけど、あれ、もしかして「影響力」じゃなくて「数字」そのものを言っていると認識されている節があるか……? 次回ジョギがボコられるだろうから、そこで補足できるかな。