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スレッドNo.577

私はアファンタジア寄りかなぁ

>アファンタジアVS.ハイパーファンタジア

 大分昔に読んだリチャード・ファインマンのエッセイの中に「脳内における“数字のカウント”の様式が人によってさまざま」だというテーマを扱ったものがあったのを思い出しました(↓)。
 https://neuroscience.hatenablog.jp/entry/2015/06/08/212916


>どう見ても胡散臭い人にしか見えねぇ

 私がうた(あるいはうたの親)の立場だったら、この社長を自称する人物(シャウトのシュウヘイ)の氏素性について問い質すため、またアイドルデビューなる選択肢そのものへの意見を求めるため、これまでの関係性的にも真っ先にカイトに相談すると思うのですけれど…今回の脚本はちょっとその辺りに違和感が残りましたね。


>成瀬とその取り巻き以上の世界観になっていない
>次作が著者の分水嶺かな

 読んでみて私も同じような感想を抱きました。まぁ相変わらず面白くは読めたんですけれど、今のところ本シリーズ三部作は主人公一人のキャラ立ちに寄りかかった、いわば「成瀬一本足打法」ですからねぇ(毒)。『それいけ!平安部』はちょっと前に読みはしましたが、…まぁ、まさに成瀬の取り巻きだけで何とか物語を仕立ててみましたという趣で、薄味と言うかインパクトに欠けるものでした(『婚活マエストロ』は未読ですが、御大のコメを読む限り私はパスですかねw)。

 昨年のインタビュー記事によると(https://toki-labo.fun/article/3278)社会人以降の成瀬を描く構想もあるらしいですが、(例えば成瀬の立ち位置を脅かすほどの強烈なライバルを生み出すといった)創作の抽斗を増やせない限り、物語作家としてはこのままフェードアウトしそうな気がしてなりません。

 それで思い出したのが以前この板で盛り上がった阿部智里『八咫烏シリーズ』ですね。どうも次巻(第2部第6巻)で完結するっぽいんですが、この方も宮島氏同様デビュー作(『烏に単は似合わない』)が評判になってシリーズ化されたケースでしたねぇ。今にして思えば第1部第3巻(NHKでアニメ化されたところまで)で一旦執筆を中断して、別作品でキャリアを積み重ね作風の幅を広げた上で、十数年後にでもまた改めて続きを書いた方が良かったんじゃないかなぁとは思います。


>ちなみに骨とかには異常はなく、筋肉とか組織の炎症がまだ続いているっぽいからヒアルロン酸打ってもらいました。潤滑油みたいなものらしい

 私も数年前に突然両膝が痛くなったので病院でレントゲン撮影してみたら、医師から「骨に異常は無いが膝の軟骨が経年劣化ですり減っている。つまり悪くなることはあっても良くなることはない。」ので「ヒアルロン酸でも打ってみますか?副作用はそれほど無いので。」と割とカジュアルにお勧めされましたね(二度ほど打ってもらいましたが、結局は一時しのぎに過ぎませんでした)。

 一時は痛みのため睡眠にも支障が出るほどだったので、これを機に長年続けていた早朝のジョギングをウォーキングに切り替えて多少はマシになったものの、相変わらず膝の痛みは出たり止んだりの繰り返しでした。今年になってややメタボ気味だった体重を減らすべく減量に取り組んだ結果、これが効いたのか漸くここ半年間は痛みに悩まされなくなりましたね。


>学校についての意見が恐ろしいほどにアナログ的でクッソつまんなかった
>借金抱えながら喫茶店経営して、たまたま書いた本が当たって人生逆転した奴

 相変らず辛辣ですねw。そういった著者の「テンプレ教育論」辺りは、「生存バイアスに無自覚のギフテッドが専門外の領域について語ったモノローグ」ぐらいに思って私は読み流していましたw。正直あの回は蛇足でしたねぇ(苦笑)。まぁあれくらいキャリアを重ねた“文壇の大御所”ともなると「今日日こんな事を書いたら炎上するのでは?」みたいな発想とはそもそも無縁で日々お暮しなのかもしれませんw(例:筒井康隆)。

 私が好もしいと思ったのは、小説家として飯が食えるようになるまでの経緯だけでなく、「創作と翻訳とは全くの別物」・「書き上げた作品の最初の読者は妻」・「健康管理は重要」・「小説に使えそうなネタはメモに取らず“頭の抽斗”にしまい込む」などの“驚くほど普通”な執筆ウラ話を、特段飾り立てることなく訥々と語ったその語り口でしょうか。随所に村上氏の創作活動に対するコダワリやら真摯さやらが滲み出ていたように私は感じましたので。


>小川哲

 ここ数年来注目されている中堅SF作家の一人というイメージですね。今のところこの方の作品は多分未読だと思います(確か『ゲームの王国』を借りようとした時に、長蛇の列の貸出し待ちだったので諦めた)。これはお勧め!というものがあればまた教えてくださいw(ぶん投げ)。


>『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』

 ご指摘の通り記述が細かすぎて閉口w。御大の要約を読めば事足りるレベルでしたねぇ(途中から斜め読みしたw)。

 日本の本屋がいかに「儲からないビジネスモデル」から長年脱却出来ないでいるかがよく分かりました。ネット販売がこれだけ普及した昨今、「文字データを物理的に印字したもの(書籍)を店頭に陳列して顧客の来店を待つ」という販売手法そのものが、最早時代遅れ感が半端無いように思えてなりませんね。

 まぁリアル書店がどれだけ潰れようが私の場合Amazonさえあれば取り敢えず事足りるんですけれど(毒)、新刊書も送料必須になる時代がいずれやって来るのは間違いないので、それだけが心配ですかねぇ…。


>「最適化の為の障害」は人間存在そのもの
>AIの擬人化の様な感情的な部分を一切排除して、完全な理詰めでこの様な事態に陥る危険性を指摘した所が斬新

 その点でも既に先行作品がありそうに思えますね。人間存在そのものではありませんが「個の人間が持つ意識や意志・喜怒哀楽などの感情がユートピアを築く上での最大の障害ではないのか」という問題提起を行った伊藤計劃『ハーモニー』(2008)なんかが思い出されます。

 ここからは私の偏見ですが、英米発のSFで哲学的主題を真正面から扱った作品が乏しいせいで、アチラの読者には新鮮に映る…ということは考えられないでしょうか(『幼年期の終わり』があるじゃないかと言われそうですが、クラークの基本スタンスは科学技術礼賛ですし)。まぁ、単に私が知らないだけかもしれませんが。

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