ティアアルカナロッド 《 ダン! ダン!》
一気に強者感を演出する変身アイテムですよねぇ。王笏を模しているんでしょうか(怪盗なのにw)。そう言えばその昔指揮者は現在のような指揮棒ではなく、長い棒(指揮杖)を床に打ち付けてリズムを取っていたらしいですね。
>「偽物の……ウソの首飾りが人を惹きつけマコトジュエルも宿るなんて、ウソもまんざら悪いものじゃない」
(↑)何か、昨年地元の四国で特に大々的に報じられた「ベルトラッキ贋作事件」の主犯の嘯き文句に近いものを感じますねぇ(ひょっとして元ネタ?)。
https://globe.asahi.com/article/15647391
>ジャンプ毎週買うだけで月額1300円近くする。一方Netflixは月額890円。サブスクで見たときに最早漫画は安価な娯楽とは言えません
ホント、紙媒体の情報伝達って高くなりましたよねぇ。そんなに分厚くない文庫本ですら今や千円超えも珍しくありませんし。
他にも先日私宛に速達はがきが届いたんですけれど、はがき代85円+速達料金300円=合計385円だったのに少なからず衝撃を受けました。「手紙(はがき)を出した経験が無い」塾生が出て来るのも今や全然不思議な話では無いってことですねぇ。
>なんで遊びで不愉快な気持ちにならなきゃいけねーんだよ
分かるわー、私が中坊の頃、友人のゲーマーにボドゲのウォーゲームに強引に付き合わされたことが何度かあったのですが、その時全く同じような心境になりましたね。私の場合は、互いに相手の腹を探り合いつつそれぞれ戦略を練って駒を動かして…っていうゲーム設計そのものにそもそも興味が持てなかったからですがw(今も)。せいぜいUNOぐらいが私には丁度良いレベルですね。
>意味のない会話も多くて冗長すぎる
>文字数が多いだけで話のロジックがスカスカ
「どうせ内容が無いんだったら、せめて被害者を増やすなり何なりして物語を盛り上げる工夫をしろ」ってことでしょうか。それなら私も納得です。ちょっと本作は「燻製ニシンの虚偽(ミスディレクション)」の仕掛けが“過剰”だったように私も感じました。
…という訳で、口直しの意味も込めて今週はこれ(↓)を読んでみました。
・ジョルジュ・シムノン『メグレとマジェスティック・ホテルの地階』 1942発表[高野 優 訳:2023年新訳版]
https://amzn.asia/d/03JLRisc
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「…さて、皆さん、お集まりかな? じゃあ、トランス、扉を閉めてくれ」(p.250)
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(↑)俗に言う「名探偵、皆を集めてさてと言い」そのもの(探偵では無く警視ですがw)。
この一冊から判断する限り、メグレ警視は「天才肌の切れ者」というよりは「地道なドブ板捜査の積み重ねで事件の真相に迫ろうとする、いわゆる“足で稼ぐ”タイプ」ですかね。ただ社会的弱者でもある容疑者に掛けられた嫌疑を何が何でも晴らさんと奮闘する様に窺えるように、「庶民の味方にして人情家」の側面も持ち合わせていたのは正直意外でした(序でに言うと割と感情の起伏が激しく、周囲にキレ散らかすシーンが再三登場するw)。
巻末解説によると「メグレ警視シリーズの中期の代表作」なんだとか。生憎と犯行トリックそのものは現代で成立するレベルのものでは最早無いし、真犯人を暴き出すやいなや「怒りの鉄拳」を顔面にお見舞いするなど今やコンプラ的に問題のある描写も多いですが、どこかしら懐かしい、いにしえの探偵小説ならではの魅力の詰まった味わいの濃い一冊でしたね。長さも262ページですからスラスラ読めました。
あとほんのチョイ役ですが、夫のことをおどけて「メグレさん」呼びする、どこか飄々とした奥方も実にイイ味を出してますよねぇ(↓)。
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顎にパンチを食らった痕は青あざになっていた。夕食のテーブルで、それをひと目、見るなり、マダム・メグレが言った。
「メグレさん、また喧嘩をしたの? それで帽子をなくしたってわけね、いったい、どこでそんな目にあってきたのよ」
銀のリングからナプキンをはずすと、メグレは満足して微笑んだ。そうして、ダンスパーティーの会場で起きたことを話しはじめたのだ。(p.175)
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>もっと図とかイラスト使え
>(Figure)も本格的なものになると読み方から説明しなければならない
いや、そんなに複雑な図表で無くていいんですよ。ちょっと前に御大もAIで作成されていたぐらいだから、概念図レベルであれば作ること自体は(多分)そんなに難しくないんでしょう? まして出版社はそれでメシを食っているとも言える訳ですし。私には単に研究者と出版社双方の怠慢だと思いますけれどね(毒)。