金と権利
>アニメージュ5月号
記事は川崎SDのインタビュー。
通常、プリキュアはプロデューサーが企画を立ち上げ→監督・脚本起用って流れだけど、今作は川崎氏が村山氏にオファーしたみたいですね。やっぱり30分に伏線と推理とバトルを詰め込むのは大変らしいw バトル中に推理を披露するのは作劇がとっちらかるので採用しなかったようです。
>みくるの決めつけ
るるかと並んでみくるも大概謎なんだよなぁ。
いつ助けられて、なぜプリキュアだと知って、まことみらい市のあの場所に事務所がある(そこにプリキュアがいる)と知ったのか。
>アニメスタジオの新・勢力図! 地殻変動と三極化する生態系
一口にアニメ制作会社と言っても、現状三極(四極)化しているという話。
53分くらいのところで1話あたりの制作費の違いが出ているんでそこがわかりやすい。週末アサアニメ生態系のアニメ会社は確実に1社特定できるなぁw
要はビジネスモデルの違いで、版権やグッズ(玩具)で稼げる会社は1話あたりの制作費は安くて構わない。むしろ毎週・年間通して作品を供給できることが強みになる。一方、深夜アニメ系は新興制作会社にはうってつけで、そこでヒット作が出せればより高い報酬のビジネスにシフトできる可能性が……5年前ならあった。
現状で大きな受注額を得られるのは外資系からのオーダーで、それを受けられる制作会社は優秀なアニメーターを囲い込むようになってきているみたいね(拘束費という名目でフリーのアニメーターを固定するのが最近では常態化している)。
>『PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』 https://amzn.asia/d/03Xqi0Oj
アニメ制作会社って共通の悩み持ってるよなぁって話。
『トイ・ストーリー』を作ってる頃のピクサーって赤字垂れ流しの会社でスティーブ・ジョブズが私費で賄っていた。なんでジョブズ?って思うかもしれないけど、ジョブズって80年代はアップルの躍進で大金持ちになったんだけど、その後権力闘争に負けて追放された。んで、起死回生のために作ったのがNeXTという会社。加えてルーカスフィルムのコンピュータ部門を買収して創業したのがピクサーだった。だから当時のピクサーは最新鋭のコンピューターハードウェアを作る会社だったんだけど、91年に事業撤退。CGの技術でアニメを作ることになった、という流れ。ジョブズはアニメに否定的で会社との関係は冷え切っていたみたい。
で、『トイ・ストーリー』はディズニーとの契約で全額負担してもらって作ることになったんだけど、当然収益もディズニーに入る。大ヒットを飛ばしてもピクサーにはほとんど入ってこない。しかも3本作らないと契約更新されない。続編はノーカン。ベンチャー企業としては死んだも同然。
けど、『トイ・ストーリー』が大ヒットした上に、そのタイミングでピクサーが上場(株式公開)してこれまた大成功。2作目以降もヒットを飛ばしたこともあって契約終了前にディズニーと再契約。取り分を増やすことに成功。最終的にディズニーが新規株を発行して株式交換でピクサーを買収。その結果ピクサー株を大量保有していたジョブズがディズニーの筆頭株式になった。
この事例は斜陽のベンチャー企業が大成功した話なんでかなり例外的ではあるんだけど、如何にアニメ制作会社が儲けるのが難しいかって話ですね。まず大勢の人がいないと作れないし、下手に社員を抱えると遊ばせるわけにはいかないから、ずっと何かを作っていなきゃいけない。その契約や受注はちゃんと取って来れるの? 作ったとしてヒットしなかったら?っていう。