>プリキュアもアルカナ・シャドウもファントムもみんな全貌がわからないまま走ってる …ということは
(↑)お互い話し合ってそれぞれの知識の欠落を埋めていけば万事解決するのではw?
>『PIXAR <ピクサー> 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』
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これで、やらなければならないことが出そろった。前代未聞の大ヒットを生みだしたうえで、以下の4点を実現すればいいのだ。
・取り分を4倍に増やす
・制作費用として7500万ドル以上を調達する
・制作本数を大幅に増やす
・ピクサーを世界的ブランドにする
簡単な話だ。(本書p.128より)
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読了しました。最高財務責任者(CFO)兼社長室メンバーだった著者の口から語られる会社立て直しの物語は生々しくも興味深かったです。私はスティーブ・ジョブズに関してはiPhoneを世に送り出したデジタル業界のカリスマというイメージしかありませんでしたから、一時期だけにせよアニメ業界とそんなにも深い関わりを持っていたとは全然知りませんでした。
誰もが知っているヒット作を連発し、今やアニメ業界ではディズニーと肩を並べるまでの王者となったあのピクサーも、30年ほど前はジョブズのポケットマネーで辛うじて生き延びていた、いつ倒産してもおかしくない泡沫ベンチャー企業の一つでしかなかったんですね。まぁこれ自体かなりのレアケースではあるにせよ、経済的に低迷久しい本邦とは違って太平洋の反対側の大国はまだまだフロンティア精神旺盛というか、文字通りの“アメリカンドリーム”を期待出来るお国柄であり続けているようですね。
>流石アニメージュ5月号の人気投票でるるかを下して1位になった女だ。
>キュアアンサーは3位でプリキュア勢が表彰台独占でした
(↑)図書館で私も確認しました。『ドキドキ』が放映されていた2013年度のどこかの月号でキュアダイアモンド(菱川六花)が1位を取ったのは覚えていますが、「プリキュア勢が表彰台独占」は現シリーズが(多分)初めてなんじゃないでしょうか。
>「みくる」を「みるく」呼び
下の愛娘が言葉を発し始めた頃「くるま(自動車)」のことを「くまる」、「ビデオ」を「ビオデ」と呼んでいたのを思い出します(言語学的には音位転換と呼称するらしいですね)。
>その気になれば出張ってこれるしガチで強いけど、強すぎて世界が壊れるから部下が盗みに行っている。
自分のところの親分がしゃしゃり出て来るのを喜ぶと思いきや、仕事場(世界)を無茶苦茶にしかねないから当の部下達が必死になって引き留めにかかるっていう構図は、それこそ初期のスティーブ・ジョブズとピクサー社との「よそよそしい関係性」を彷彿とさせるものがありました(笑)。いかにも「ワンマン経営者あるある」仕草だなぁとの印象を受けました(私も「された側」として少なからず身に覚えがありますw)。
>今週の読書
● 坂口安吾『不連続殺人事件』1947発表
https://www.amazon.co.jp/dp/4041100194
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さて答案ですが、犯人の名前だけ当てたって、ダメですよ。法廷へ持ち出して、起訴することができるだけの、推理がなければ、いけません。推理は、どんなに長くても構いませんが、出来うる限り、簡にして、要をつくしてください。(中略) 満点の答案をお書きの御方は、日本一の名探偵にまちがいありませんよ。などと、これだけオダテテおくからには、そんな天才は一人も居ないや、アッハッハという意味であること、これ亦、明白でありましょう。(p.272~3)
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著者自ら「読者への挑戦状(見事犯人を推理出来た方には漏れなく賞金を進呈)」を叩きつけた雑誌連載エンタメ推理小説。
読了して真っ先に出て来る感想は「いや登場人物多過ぎでしょ」ですねw(数えていませんが、とあるサイトによれば総勢29名!読み進めにくいったらありゃしない)。そりゃあこれだけ犯人候補を並べれば著者も強気に出られるってモンですわw(笑)。
推理小説としては物理トリックよりは心理トリックに主眼を置いたもので、それ自体は現代でも十分通用するオチではあるんですけれども…そもそも「犯罪心理の合理性」を云々するのではあれば、絶海の孤島に閉じ込められている訳でもその地方の住民でも無いのに、主要登場人物らが揃いも揃って連続殺人が行われている屋敷から東京の自宅に引き揚げようとしないのは、どう考えても「合理的判断」とは言えないと思うのですがねぇ(毒)。
あとアレですかね。登場人物らの多くが芸術家崩れであることを差し引いても、捜査に当たる警察諸氏を小馬鹿にした態度を取る(それによって別段お咎めがある訳でもない)描写が随所に挟まれるのは、それまでの社会規範が完全に転倒していた終戦直後という時代を反映しているような気がします。今となっては小説そのものよりも、作中の怪しげな文化人らに象徴される当時の混乱した世相を垣間見ながら、坂口安吾の些か子供っぽい茶目っ気を愛でる作品なのかもしれないですね。