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>今週の読書(ミステリー)
● 早坂吝『○○○○○○○○殺人事件』早坂吝 講談社ノベルス2014
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うーん、何というか…一言で言えば作風に品が無いw(褒めてない)。
一応メフィスト賞を受賞しただけのことはあって確かにメイントリックには意外性がありましたが、裏を返せばそれだけw(毒)何より主人公含め登場人物全般の倫理観とか感性とかが私には受け容れられなくて、今イチ楽しめませんでしたね。
● アガサ・クリスティー『予告殺人』1950発表
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「殺人をお知らせします」― 英国のとある小さな村のローカル紙に掲載された謎の広告に誘われ、質の悪い冗談だと苦笑しつつも好奇心を抑えきれず予告現場に集まった村人達。そして彼らの面前で突如照明が消え、本物の殺人事件が起こる―。
うん、センセーショナルな冒頭部とクライマックスの緊迫感溢れる展開&謎解きの畳み掛けは悪くない。ただ惜しむらくは第二の殺人事件までの間が空き過ぎてやや中弛みしちゃったかなw。
ちょっと意外だったのは、てっきり「頭のイカレた田舎の老婦人ごときに何が分かるとナメて掛かっていた警察が、まんまと出し抜かれて本職としてのメンツが丸つぶれになる」みたいな定番の展開が来るかと思いきや、警部も刑事も署長も揃ってこの「好奇心旺盛な編み物好きの老婦人」ミス・マープルに一目も二目も置きつつ、見事な連係プレーで事件を解決する…という筋書きだったことですね。作品全体からそこはかとなく漂ってくるほのぼのとした品の良さもポイント高いし、一読しても損は無いかと思います。
ただ難を言えば、クリスティー渾身の伏線の翻訳が十分になされていないのが不満かな。ネタバレとのせめぎ合いで翻訳困難なのは理解出来るんですが、新訳版を折角名乗るのであれば、訳者にはもう少し頑張って欲しかったかなぁというのが正直なところですw(毒)。