様々な要素を盛り込んだ複雑な脚本でした
途中話数が少なからず削減されるという思わぬアクシデントがあったものの、物語的に大きな破綻も無く、よく纏め上げたものだと感心しました。
>まだわからない
後に“珍獣”として名を馳せる来海えりか嬢も、2010年の春映画(『DX2』)の時ですらまだキャラが固まっていなかったせいなのか随分と大人しめでしたからねぇ。何にせよ来週から楽しみですね。
>枢密院
>読者の9割はラスト10ページの記述で満足する説
同感です。もうとっくの前に図書館返却してしまいましたけれど、確かに分かりにくい本でしたね~(苦笑)
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枢密院設置のそもそもの目的は「明治憲法の草案審議のため」だったが、明治憲法公布後もそのまま常置され、天皇の最高諮問機関として内閣から独立して重要国務を審議・答申するようになった。1927年に発生した金融恐慌の際には、鈴木商店の倒産に伴い巨額の不良債権を抱えていた台湾銀行の救済を目論んだ政府の緊急勅令案を否決し、当時の内閣(第一次若槻礼次郎内閣)を総辞職に追い込むこととなる。とはいえ、これは枢密院が国政に直接影響を与えたほぼ唯一の事例といってよい。
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…とでも最初に要点を纏めておいてくれれば読み進めやすかっただろうにとは思いました。自称「憲法の番人」だか何だか知りませんが、要するに政党や軍部の尻馬に乗る形で騒ぐことはあっても、自分から大した事はやってないんですよ。少なくとも目に見える分かり易い形では。
序でながら、確か本書の中で「枢密院顧問官は高給で遇された」ため、その魅力のため一度顧問官に任じられると中々辞めなかった、しかしその後時代を経るに従って「欠員の補充に悩まされるようになった」みたいなことが書いてあったかと思うんですが…何でですかねぇ?いかな高給でもその重責の割に引き合わなかったってことなんでしょうか。確か理由が明記されていなかった筈なので個人的には少しばかりモヤモヤ感が残っていますw(苦笑)。