元横綱稀勢の里登場(小倉記念)ファイナライズ
~J〇A会議室にて~
職員A:今週も2重賞だな。
小倉では小倉記念が、新潟では関屋記念だ。
職員B:目玉は小倉競馬場のゲスト、見上愛さんですね。
七夕賞で福島競馬場に来場して以来の登場です。
職員A:七夕賞では馬名に「アイ」がある、
アンティシペイトが3着か・・・
同じパターンなら、
小倉記念はタガノディアマンテかな?
職員B:単純ですね、先輩は(笑)
見上愛さんからは別の切り口がありそうですが、
その前にこれを見てください。
<2021 関屋記念 前走中京記念>
関屋記念
1着:ロータスランド(前走:中京記念5着)
5着:アンドラステ (前走:中京記念1着)
<2021 小倉記念 前走中京記念>
※前走中京記念組の出走なし
<2022 小倉記念 前走中京記念組の登録馬>
アーデントリー (中京記念11着)
カテドラル (中京記念2着)
カデナ (中京記念6着)
スーパーフェザー(中京記念9着)
ダブルシャープ (中京記念14着)
モズナガレボシ (中京記念12着)
<2022 関屋記念 前走中京記念組の登録馬>
※前走中京記念組の登録なし
職員A:んん?
昨年は関屋記念のほうに「前走中京記念組」が2頭、
小倉記念のほうは「前走中京記念組」出走なし。
職員B:それが今年はそっくり入れ替わって、
小倉記念のほうに「前走中京記念組」が6頭、
関屋記念のほうは「前走中京記念組」の登録なしなんです。
職員A:えらい極端だなぁ。
職員B:それもそうですが先輩、
今年も中京記念は小倉の芝1800で施行されましたが、
一応「サマーマイルシリーズ」対象レースです。
「サマー2000シリーズ」の小倉記念に、
「サマーマイルシリーズ」を使った馬が、
6頭も登録しているということですよ。
職員A:おお!そういうことか!
「サマーシリーズ」の存在意義が、
根本から揺らぐような由々しきことだな。
どうしてこんなことになったんだろう。
職員B:考えられるのは、
あるレースの日程移動です。
小倉記念が行われる、
8月14日の小倉特別戦をみてください。
<8月14日(日)小倉特別戦>
小倉09R 筑紫特別
(芝1200 1勝クラス)
小倉10R 不知火S
(芝1800 ハンデ 3勝クラス)
小倉11R 小倉記念
(芝2000 ハンデ GⅢ)
小倉12R 八女特別
(ダート1700 2勝クラス)
10Rに組まれている不知火Sが、
小倉記念の同日に移動してきたんです。
職員A:そうか。昨年はたしか、
小倉記念よりも早く、7月には行われていたな。
職員B:そうなんです。
昨年まで小倉記念同日の10Rに組まれていた、
博多ステークスと入れ替わったかたちです。
<2021 小倉記念 前走不知火S>
小倉記念
3着:スーパーフェザー(前走:不知火S 3着)
4着:ダブルシャープ (前走:不知火S 1着)
9着:グランスピード (前走:不知火S 2着)
職員A:そうかそうか。
昨年は不知火Sの1.2.3着馬が、
そろって小倉記念に出走したんだったなぁ。
じゃあ今年は、小倉記念に
博多S組の登録があるんだろ?
職員B:確かにあります。
2着ムジカ、3着タガノパッション、
5着イロゴトシ、7着ウインリブルマンの4頭です。
職員A:うむ。博多S組の4頭より、
中京記念組のほうが6頭で多いわけだ。
職員B:おそらくですが、
小倉芝2000→小倉芝2000となる「博多S経由」よりも、
小倉芝1800→小倉芝2000となる「中京記念経由」のほうが、
馬の能力を最大限に引き出しやすいと考える陣営が、
多いということではないでしょうか。
職員A:つまり今年の中京記念は、
中京記念という名の「不知火S」だったというわけか。
職員B:そういうことです。
そうなると狙いは中京記念を叩き台に使った馬、
すなわち、上位に来た馬より凡走した馬に妙味がありそうです。
職員A:なんだか巴賞と函館記念の
関係に似ているな。
中京記念の凡走組となると・・・
職員B:ズバリ怪しいのは、
9着のスーパーフェザーと、
14着のダブルシャープです。
職員A:なるほど、つながった!
昨年の小倉記念では、不知火S経由で
参戦していた2頭だな。
職員B:そうなんです。
しかもこの2頭が面白いのは、
厩舎がいずれも渡辺薫彦厩舎であることです。
小倉記念プレゼンターの見上愛さんは、
ワタナベエンターテインメント所属なんですよ。
職員A:おおお!それは熱いな!
職員B:まだあります。
「推し馬グランプリのシーズン2」開始が
告知されましたが、メンバーの中に、
元横綱稀勢の里の二所ノ関親方がいるんです。
職員A:おお!
もしかして二所ノ関親方は、
横綱時代の土俵入りの型が「不知火型」だったのか?
職員B:残念ながら「雲竜型」でした(笑)
ですがこのタイミングでのメンバー交代は、
横綱の土俵入りの型である、
「不知火」の示唆といっていいでしょうね。
職員A:相撲の番付でトップになったことがある
二所ノ関親方登場が、昨年の不知火Sトップ(1着)である、
ダブルシャープを暗示というわけか。
人気も中穴というところで狙い目だな。
職員B:ワタナベエンターテインメントの
見上愛さんも加味すると、要注目ですね。
というわけで小倉記念は渡辺薫彦厩舎の2頭、
スーパーフェザーとダブルシャープに注目です。