メジャーリーガーの先輩が偉業を祝福(関屋記念)
~J〇A会議室にて~
職員A:今週二度目の会議とは珍しくないか?
職員B:おっしゃる通りです。
今までは週一のペースでまったりとやってましたからね。
ですが、世界中が注目するビッグなニュースが
飛び込んできたとあっては、無視できないでしょう。
職員A:それな!
ずいぶん待たされたという感じだったからなぁ。
ヤフーニュースを何度もチェックして、
仕事どころじゃなかったよ。
おめでとう!
女優の蒼井優さん、第一子出産!
職員B:そっちですか!
いや、確かにおめでたいことですが、
「世界中が注目するビッグなニュース」とまでは・・・
職員A:なに言ってるんだ?
ご主人は「世界の山ちゃん」だろ?
職員B:それは手羽先でおなじみの、
居酒屋「世界の山ちゃん」です(笑)
ご主人の山里亮太さんはただの「山ちゃん」
職員A:ただの「山ちゃん」は
なにげにひどくないか?
職員B:話を戻します。
大谷翔平選手が、
メジャーリーグではベーブ・ルース以来となる、
「2桁勝利・2桁本塁打」の偉業を達成です。
職員A:104年振りの大記録だな。
大谷翔平選手自身は、日本ハム時代は
すでに「2桁勝利・2桁本塁打」を達成していたが、
メジャーリーグでは一世紀以上なかった大記録だ。
職員B:ご存知じゃないですか。
ズバリ関屋記念では、この大記録に
ちなんだ馬が勝つような気がします。
職員A:背番号「17」に関係する馬かな?
職員B:それもあるかもしれませんが、
メジャーリーグの選手ということを踏まえると、
やはり日米で活躍した、大魔神こと佐々木主浩オーナーの、
ディヴィーナが怪しいと思いますよ。
職員A:ハハハッ!珍しく単純路線だな!
ちょっとそれは弱くないか?
職員B:まあ待ってください。
根拠はそれなりに用意していますから。
大谷翔平選手が並んだベーブ・ルースは、
「野球の神様」と呼ばれた大選手です。
職員A:そうだったな。
職員B:ディヴィーナの馬名意味が、
スペイン語で「神がかっている」なんです。
職員A:ほう。それは確かに推し材料だ。
ほかにはなにかあるか?
職員B:騎乗するのは、
5年振りに新潟競馬に参戦する武豊騎手。
もし勝てば、
通算重賞勝利数が前人未到の「350」となります。
職員A:ふむ。区切りの数字を達成した、
大谷翔平選手を祝うにはぴったりというわけか。
職員B:まだありますよ。
今週はJRAでジャックルマロワ賞の馬券発売がありますが、
ジャックルマロワ賞といえば、
日本調教馬ではタイキシャトルが制しています。
職員A:あれはもう20年以上前になるかな。
職員B:その年号が肝なんです。
タイキシャトル優勝は、
「1998年」のことでした。
この「1998年」にあった、
競馬と野球の主なニュースがこちらです。
<1998年 競馬と野球の主なニュース>
4月8日 春の選抜高校野球 横浜高校が優勝
8月16日 ジャックルマロワ賞でタイキシャトルが優勝
8月22日 夏の甲子園 横浜高校が優勝
投手の松坂大輔は決勝戦でノーヒットノーランを達成
9月27日 ナリタブライアン安楽死(胃破裂)
10月26日 日本シリーズで横浜ベイスターズが日本一(38年振り)
11月1日 サイレンススズカ安楽死(天皇賞秋)
職員A:へぇー、そうか。
まず野球では「横浜旋風」が起きた年だったのか。
職員B:横浜高校のエース松坂大輔さんは、
「推し馬グランプリ・シーズン2」に登場。
横浜ベイスターズの守護神佐々木主浩さんは、
さきほどあげたようにディヴィーナのオーナー。
重賞勝ちとなれば、
2020年の新潟記念をブラヴァスで勝って以来、
約2年振りの勝利となります。
しかもディヴィーナは、
ブラヴァスと同じヴィルシーナの産駒です。
職員A:ブラヴァスの妹というわけか。
職員B:そして、
競馬のニュースのナリタブライアンとサイレンススズカですが、
最後のレースに騎乗していたのは、いずれも武豊騎手でした。
職員A:なるほど。
ディヴィーナに騎乗の武豊騎手につながるわけだ。
職員B:今年のジャックルマロワ賞は、
JRAで馬券発売がありますが、
ジャックルマロワ賞の馬券発売は、
2018年以来4年振りとなります。
職員A:2018年・・・
日本馬なんか出走していたか?
職員B:ジェニアルという馬が
出走予定だったために馬券発売したのですが、
ジェニアルはケガのため残念ながら回避しました。
職員A:日本馬の出走なしで、
そのまま馬券は発売したというわけか。
でもジェニアルとディヴィーナには、
何も接点はないだろ?
職員B:それがどっこいあるんです。
ジェニアルは2018年に、
フランスのメシドール賞(G3)を制覇。
鞍上は武豊騎手で、
ジャックルマロワ賞も武豊騎手が騎乗予定だったんです
職員A:なるほど!
ジャックルマロワ賞馬券発売という共通点で、
2018年から「武豊騎手」が浮上するわけだ。
職員B:そうなんです。
今年の武豊騎手の、
重賞勝利をみてみましょう。
<武豊騎手 2022 重賞勝利>
347勝目 愛知杯 (ルビーカサブランカ)
348勝目 NZT (ジャングロ)
349勝目 ダービー(ドウデュース)
350勝目 関屋記念(ディヴィーナ)?
職員A:そうか。
ダービーのドウデュースで
「350勝」に王手を掛けたのか。
職員B:ドウデュースのオーナーはキーファーズですが、
実は、先ほどあげたジェニアルのオーナーでもあります。
フランスのメシドール賞(G3)は、
キーファーズの重賞初勝利だったんです。
職員A:へぇー。なんだか不思議な因縁だなぁ。
馬券発売があった2018年のジャックルマロワ賞に、
キーファーズの馬で騎乗予定だった武豊騎手。
4年振りに馬券発売となるジャックルマロワ賞の日に、
キーファーズのドウデュース以来となる重賞勝利となれば、
重賞通算「350勝目」の大台に乗るというわけだな。
職員B:その節目の重賞勝利が、
元メジャーリーガー佐々木主浩氏のディヴィーナなら、
大谷翔平選手偉業達成に花を添えるでしょうね。
ちなみに今年の4月30日に、東京9Rで
2009年以来となる「横浜」ステークスがありました。
その日の東京メインは「青葉賞」
佐々木主浩オーナーは「青葉」がお似合いの、
宮城県泉市(現:仙台市泉区)出身です。
伏線回収があるかもしれませんよ。
というわけで関屋記念は、
武豊騎手が乗るディヴィーナに注目です。