御隠居と馬さんの会話
---木曜昼下がり御隠居と馬さんの会話―――(漸く出来ましたが寝落ちで遅くなりました)
馬さん『御隠居、本当にアッシなんかでいいんでしょうか』
御隠居「えっ、何の事だい」
馬さん『だから土曜の競馬で御隠居の孫娘の友香さんの御友達の相手の件ですよ』
『アッシに二十歳の娘さんの御相手は無理でしょう』
『然も頭が良くて美人だっていうじゃないですか』
御隠居「そう難しく考える必要はないよ。競馬について話をするだけで良いんだから」
馬さん『まぁ、競馬について話をしろというなら幾らでも出来ますけどね』
御隠居「それとね。二人は去年の夏休みに仲の良い友達5人で鯖街道を歩いたと言っていたよ」
馬さん『え~っと、それが何か関係ありますか』
御隠居「東京じゃないんだけど京都で若狭湾特別があるだろう」
馬さん『あぁ、若狭湾から上った魚介類を運んだという鯖街道ですか』
御隠居「うん、魚介類だけじゃなかったんだが鯖が最も多かったから鯖街道と呼ばれた様だね」
馬さん『そういえば、確か昨年11月にブラタモリで鯖街道やってましたね』
『何でも象も通ったとか言ってましたよ』
御隠居「うん、1408年旧暦6月22日に南蛮船が小浜に渡来して足利義持にアジア象を献上したとある」
馬さん『御隠居、アッシは友香さんの御相手じゃぁ駄目でしょうか』
『やはり、色々説明するのは御隠居の方が向いていますよ』
『それに友香さんなら小さい時から知っているんで私は気が楽です』
御隠居「まぁ、そう言うならそれでも良いけど」
馬さん『と決まったところで競馬の話に移りましょうか』
『若狭湾特別というのは見慣れねぇ特別名ですね』
御隠居「うん、過去には2011年7月3日に一度やっただけだね」
馬さん『へぇ、聖護院特別もあまり見慣れませんが』
御隠居「うん、聖護院特別は過去5回やっているが、やはり、2011年以来でコチラは7月17日だった」
馬さん『どうやら2011年が鍵を握る様ですね』
御隠居「若狭から塩でしめた鯖を行商人が担いで運び、更に酢でしめた鯖寿司があるね」
馬さん『あれはアッシも好きです。でぇ好きです』
御隠居「それとね。聖護院といえば大根に蕪。千枚漬け」
「何でも鯖寿司の上に千枚漬けが乗っている八坂の雪というのがあるらしい」
馬さん『へぇ、旨そうですね。喰いてぇなぁ』
御隠居「残念ながら販売時期が10月中旬から翌年3月下旬までだから今は手に入らない」
馬さん『10月中旬までお預けですか』
御隠居「作っているのは、祇園にしむら」
「聖護院特別が8Rに変更されて西村淳也。若狭湾特別には西村真幸調教師」
「それと西村淳也騎手は今年の八坂Sで4枠4番セレシオン①人気3着だった」
馬さん『八坂の雪ですか。馬名にシオがありますね』
御隠居「後はねぇ。鳴尾の地名由来から団野大成騎手が気になる」
馬さん『どういう事でしょう』
御隠居「緩やかな傾斜を示す【ナル】(均・ならすと同根)と武庫川の河口端の【尾】が合わさったもの」
「最初は成尾と書かれていた様だね」
馬さん『尻が成ですか』
御隠居「団野騎手の初免許は2019年だが同年鳴尾記念は今年と同じ6月1日開催で騎乗は2鞍」
「4R2枠④番15番気15着だが8枠→7枠→6枠の決着で鳴尾記念7枠→8枠→6枠の決着」
「6R6枠⑨番13番気13着だが4枠④番→8枠→7枠の決着で鳴尾記念7枠⑨番1着」
馬さん『何やら繋がっている様に見えなますね』
御隠居「因みに団野騎手は今年鳴尾記念初騎乗だね」
馬さん『いいですね。いいですよ。それ』
『あぁ、でも、友香さんや御友達にはそんな話出来ませんよね』
~お後が宜しい様で<(_ _)>~