こんにちは。

『全国的なダート競走の体系整備を行います』と発表されたのは昨年の11月の終り頃でしたかね。
多分、ＩＦＨＡ（国際競馬統括機関連盟）から勧告があったのだと思っております。
何時までも自国内だけの勝手な格付けをするなという事だろうと推察しています。
「28年度から段階を追って『jpn』格付けから国際競走の認定を受ける事を目指します」
重要なのはここです。

では、現在ＪＲＡがダート重賞で最も欲しいものは何でしょう？
答えはレーティング。
現在のダート重賞で国際ＧＩは３レースのみ（フェブラリーＳ・チャンピオンズＣ・東京大賞典）です。
帝王賞も国際的には単なるリステッド競走でしかありません。
更に困った事に今年のフェブラリーＳはレースレーティング（１～４着の平均）111,75となりＧII降格の危機に瀕しています。
※国際ＧＩの基準となるレースレーティングは古馬ＧＩでは115（牝馬は111）ポンド
　２年連続でレースレーティングが115ポンドを３ポンド以上下回ると勧告
　それで翌年もレースレーティングが112ポンドを下回ると降格審議

但し、年間の重賞レースレーティングが発表されるのは年が明けてからです。
審議が行われ修正される事もあるでしょうから年明けの発表で112を上回れる事を望んでいるでしょうね。

因みにフェブラリーＳ１～４着馬その後の成績（レーティング）は以下の通りです。
※１着（117）レモンポップ　　５牡→ドバイＷＣ10着（100）→南部杯１着（120）→チャンピオンズＣ登録
　２着（114）レッドルゼル　　７牡→ドバイＷＣ６着（108）→武蔵野Ｓ３着（107）
　３着（109）メイショウハリオ６牡→かしわ記念１着（115）→帝王賞１着（117）→ＪＢＣクラシック４着（107）→チャンピオンズＣ登録
　４着（107）ドライスタウト　４牡→かきつばた記念２着（109）→オーバルスプリント（110）→武蔵野Ｓ（113）

基準値115を超えた１・３着馬はチャンピオンズＣの登録があり、超えられなかった２・４着は登録なし。
レモンポップの連対とメイショウハリオの４着以内（４着だと馬券になりませんが）は堅そうに思えます。