第二次世界大戦中の外国における子ども向けの戦意高揚の歌
第二次世界大戦中、日本だけでなく、参戦した各国で子ども向けの戦意高揚の歌が作られました。代表的なものをいくつか紹介します。事実を知ることは大切です。
(連合国)
アメリカ 「Praise the Lord and Pass the Ammunition」(主を讃え、弾薬を渡せ)
1942年に発表された曲で、米軍兵士を鼓舞する内容でした。子ども向けに直接作られたものではないものの、学校やラジオを通じて親しまれました。
イギリス「There’ll Always Be an England」
イギリスの存続と団結を誇る歌で、戦時中に子どもたちも学校で歌いました。
ソビエト連邦 「Катюша」(カチューシャ)
1938年に作られた歌ですが、戦時中に特に人気となりました。少女が戦場へ行った恋人を想う内容ですが、戦意高揚の側面もあり、子どもたちにも親しまれました。なお、日本では、戦後、「歌声運動」と共に、 若者の間でよく歌われるようになりました。
「ポーリュシカ・ポーレ」も、本来、赤軍賛美の軍歌ですが、日本ではテレビドラマ『冬の雲』の挿入歌として仲雅美が歌った曲として恋愛の歌として伝わりました。映画『独立少年合唱団』も、合唱団の顧問教師・清野(香川照之)が過激派崩れという設定のためか、生徒にロシア民謡・軍歌を歌わせています。
(枢軸国)
ドイツ(ナチス・ドイツ)「Unsere Fahne flattert uns voran」(我らの旗は翻る)
ナチス青少年団(ヒトラーユーゲント)の公式歌で、子どもたちにも歌われました。ドイツの未来と国のために尽くすことを奨励する内容でした。なお、「このビデオはナチズム等を支持するために作られたものではありません。」というお断りの文が載せられています。
イタリア「Giovinezza」(青春)
イタリアのファシスト党の公式歌で、学校や子ども向けの行事でも頻繁に歌われました。ファシズムの理想と国家への忠誠を称える内容でした。