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スレッドNo.39

私が加筆し続けるわけ

 「先ず、掲示板から読んでいます。」というメールをいただきました。嬉しいことですね。それは、このホームページで更新された部分の要点や理念がかなり詳細に書かれているからです。

 本ホームページの理念を明らかにするために、「ボーイ・ソプラノの美学」の冒頭に、『プロローグ 「ボーイ・ソプラノ」とは何か』を執筆しました。狭義の「ボーイ・ソプラノ」と広義の「ボーイ・ソプラノ」があり、本ホームページは、後者の立場をとり、「ボーイ・ソプラノ」をキーワードとする幅広いジャンルを取り扱います。
 併せて、「ボーイ・ソプラノの美学」を順次全面的に加筆していきます。それは、もともとこの文章の最初の(1)~(3)は30年ぐらい前に書いたものであり、現在の視点からすると加筆する必要を感じたからです。しかし、もう一つの理由があります。それは、このホームページの中核部にあたる文章をそっくりパクって、自分のホームページとしている者がいるからです。このようなことは、研究者の世界では、職を失う行いです。発見後、「このサイトの文章の無断転載・複製は固くお断わり致します。」という言葉をINDEXページに記載しましたが、こういうことを平気でする人には、この程度の言葉では、効果が薄いでしょう。掲載依頼があった場合は、出典を記載することで許諾しますが。なお、発見してから数年経った今でもそのホームページは、存在しています。そこで、その「悪」を破るため、特に「ボーイ・ソプラノの歴史」「ボーイ・ソプラノと変声期」「ボーイ・ソプラノの美学」 ボーイ・ソプラノと映画」は、これからも加筆し続けます。ただ、ネットにある写真やイラストの使用は、「無料」とか「フリー」と書いてあってもそうでもない事例があり、レコードやCDジャケットや書籍の表紙の書影を除いてどのあたりに線引きがあるのかわからず常に難しいと思っています。また、YouTube等の映像についても同様です。
 また、5ch掲示板あたりがその代表になるのでしょうが、ネットの匿名性を利用して、掲示板に落書き的な書き込みをしたり、自分のブログ等に個人や団体の悪口を書いたり、複数のハンドルネームを駆使してそれを行ったり、(ここまでくれば、もう「偽名」でしょう)「ネットの闇」は、図り知れません。私もこのホームページを開設して21年余りになりますが、よい出会いと共に、嫌な思いをしたこともあります。しかし、INDEXページに書いた理念を実現するため、このホームページを執筆し続けます。

ソプラノ♪7ボーイズ 第四回インスタライブのレポートをお読みいただくと、この合唱ユニットの「伝統芸(あえてこの言葉を使います)」は、きちんと後輩に受け継がれていることがわかります。こういう工夫によって、童謡・唱歌は、新たな命を吹き込まれていくと思います。また、今の日本は、世代によって聴く音楽に大きな格差が生まれていますが、それをつなぐことにもなると思っています。
 昭和20年代から30年代初頭の童謡は、可愛らしさ(そこにあざとさを感じる人もいるかもしれません)を強調した歌い方がその特徴の一つです。これは、その後の時代の童謡や特に「みんなのうた」の今月の曲(その一例は、上記の「うたえばたのし」)と聴き比べてください。また、大場博之とソプラノ♪7ボーイズの「かわいいさかなやさん」を聴き比べて見ると、童謡歌唱がどう進化・発展しているかがわかってきます。
大場 博之 かわいいさかなやさん


土屋 道典・内田 貴見江 ♪汽車ポッポ♪ 1956年

松島 トモ子・小畑 やすし ♪赤いカンナの花咲けば♪ 1955年


 映画『ほがらかに鐘は鳴る』は、YouTubeのネット映像の方がDVDよりも鮮明ということがわかりました。しかし、この映像、いつまで映っているか不明です。日本語の字幕がないから、ドイツ語が分からない人は、歌は楽しめても、登場人物の人間関係などがわかりにくいです。
ネットのアドレスは、下の「最近このホームページで紹介した映画」のコーナーでご覧ください。
 この映画の主題歌か挿入歌かはわかりませんが、「うたえばたのし」は、「1963年の4月~5月の間に「NHKみんなのうた」紹介されています。映画の方が4年前に公開されているので、映画の主題(挿入)歌と知らずに歌っていた子どもも多いでしょう。残念ながら、ネットに日本の少年合唱による歌声はないのですが、少年少女合唱ならあります。どちらの歌声がお気に入りですか?
「うたえばたのし」 NHK東京放送児童合唱団 

「うたえばたのし」 西六郷少年少女合唱団   

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