昭和30年代の童謡(その2)
『ちいさい秋みつけた』(作詞:サトウハチロー / 作曲:中田喜直 / 昭和37(1962)年)
しみじみとしたメロディと詩的な歌詞が特徴の秋の童謡。
中谷友香 森の木児童合唱団
『アイアイ』(作詞:相田裕美 / 作曲:宇野誠一郎 / 昭和37(1962)年)
動物(アイアイ)をテーマにした楽しく覚えやすい曲。
横山だいすけ
『大きな古時計』(訳詞 保富康午 / 作曲 ワーク/ 昭和37(1962)年)
「みんなのうた」で、保富康午の訳詞で発表され、それ以後も歌い継がれています。
重永 大武
『山のワルツ』(作詞:丘灯至夫 / 作曲:井上武士 / 昭和38(1963)年)
自然を愛する気持ちを込めた、ワルツ調の童謡。
はいだいしょうこ
『マーチングマーチ』(作詞:阪田寛夫 / 作曲:服部公一 昭和39(1964)年)
行進曲調の明るい曲で、東京オリンピックの年に作られたというのも機縁です。
はいだいしょうこ
この時期の童謡は、子どもたちに夢や自然を愛する心を育むものが多く、現在でも広く歌い継がれています。
同時に、この時期は、歌謡曲の黄金時代でもあり、後期には、10代後半の歌手によって歌われる青春歌謡というジャンルも誕生しました。また、テレビやラジオの連続ドラマの主題歌も人気を集めました。だから、校門を出た少年少女たちは、むしろ、そのような歌をよく歌っていたという実態もあります。