春への憧れ (その1)
モーツァルトの最晩年(1791年)の作品である「春への憧れ (Sehnsucht nach dem Frühling)」は、オーバーベックの詩による春の訪れを待ち望む子どもの気持ちを歌ったもので、彼の作品の中でも特に親しみやすく、シンプルながらも美しい旋律を持っています。
冬が寒く長く感じられるドイツ語圏では、4月はまだ寒く、本格的な春5月を待つ純粋な心を表現しており、ドイツ語圏では子ども向けの歌曲としても親しまれています。なお、同じ年にモーツァルトは、有名な歌劇『魔笛 (Die Zauberflöte)』や『レクイエム (Requiem)』といった大作も手がけています。
ウィーン少年合唱団(Wiener Sängerknaben)ソリスト
ミラン・アレクサンダー(Milan Alexander) (YouTubeでご覧ください。)
コラバノフ・スヴャトスラフ(Kolabanov Svyatoslav)
ジェイヴン&ジェイデン(Jayven & Jayden)
ドレスデン聖十字架合唱団(Dresdner Kreuzchor)