音楽に寄せて(An Die Musik)
「音楽に寄せて(An Die Musik)」は、シューベルト(Franz Schubert)が作曲した有名な歌曲(リート)です。詩はフランツ・フォン・ショーバー (Franz von Schober)によるものです。
「An die Musik」は、音楽そのものへの賛美と感謝を歌った作品です。詩の語り手は、人生の困難や現実の悩みから救い出してくれる音楽の力を称え、まさに「魂を高みに連れて行ってくれる存在」として音楽を描いています。静かに心に寄り添うようなこの曲は、詩情と旋律が一体となった、まさに「音楽」そのものへのオマージュといえる名作です。
日本では、古くは「楽に寄す」と訳されていた時期もあります。ドイツリートの名手 ゲルハルト・ヒュッシュは、引退公演のときこの歌を最後に歌いました。そのため、穏やかで内省的でありながら情感あふれる歌が求められ、少年にとっては難曲と言えます。
テリー・ウェイ(Terry Wey)
ディビッド・シズナー(David Cizner)
マルクス・シュトゥンプナー(Markus Stumpner)
セバスチャン・キャリントン(Sebastian Carrington)
チュング・デ・マン(Chng De Man)