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スレッドNo.641

小さな木の実(その1)

「小さな木の実」は、昭和46(1971)年10月・11月に、NHKの『みんなのうた』で、大庭照子の歌によって創唱されましたが、放送から誕生したこの歌が、音楽教科書にもたびたび収録され、教育現場を通じて「詩の世界を感じ取る教材」となり、合唱文化の中で成熟していった稀有な例です。旋律の柔らかさと詩の余白が、世代・時代を超えて共感を呼び続ける要素になっています。この当時、クラシックの名曲に日本語の歌詞をつける歌が流行しましたが、「小さな木の実」は、ビゼー作曲 歌劇『美しいパースの娘』の「セレナード」の旋律をもとにしながらも、石川皓也が日本語詞のリズムに合わせて編曲しています。歌詞は海野洋司が、昭和44(1969)年に作成した「草原の秋」と題する詩が元になっています。海野は長男が生まれたのを記念してこの詩を作成しましたが、発表されることはなく、「小さな木の実」として書きなおされるまで海野の引き出しの中に入れられたままとなっていました。この歌の評価は高く、それ以後、歌手を変えて繰り返し再放送されました。

「小さな木の実」の原曲を探る!


「小さな木の実」 そして歌は誕生した


大庭照子

Sho(少年独唱)

佐分利幸多 日本ジュニア声楽コンクール地区大会 2023「生命の奇跡」「小さな木の実」 

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