アンドリュー・ロイド・ウェッバーの《レクイエム》より「ピエ・イエズ(Pie Jesu)」(その1)
アンドリュー・ロイド・ウェッバーの《レクイエム(Requiem, 1985)》の中でも〈Pie Jesu(ピエ・イエズ)〉は、彼のキャリア全体の中でも特に重要で、精神的にも音楽的にも特別な位置を占める曲です。ウェッバーは1982年に父ウィリアム・ロイド・ウェッバーを亡くしました。父は彼にクラシックと教会音楽の基礎を教えた最大の存在であり、この死をきっかけに、アンドリューは宗教的な「鎮魂」の音楽を本格的に書こうと決意します。その結果生まれたのが、彼唯一の本格的宗教作品「レクイエム」《Requiem》(1985)であり、〈Pie Jesu〉はその中心的・象徴的な楽章です。レクイエムで最もよく知られている「ピエ・イェズ」は、伝統的な「ピエ・イェズ」の歌詞と、後のレクイエム・ミサで用いられる「アニュス・デイ」の歌詞を組み合わせたものです。この曲はサラ・ブライトマンによって初演され、1985年にボーイソプラノのポール・マイルズ=キングストンとのデュエットで初演されました。二人のデュエットのミュージックビデオも制作されました。ブライトマンとマイルズ=キングストンの演奏は、1985年にイギリスでシルバー・ディスクを獲得しました。
演奏は、初演はソプラノと・ボーイ・ソプラノのデュエットでしたが、その後、ボーイ・ソプラノソロなど、いろいろな形態の演奏があります。
ブライトマン、ポール・マイルズ・キングストン(Brightman, Paul Miles-Kingston)
レイチェル・ロバートソン・コックスとマック・ローレンス(Rachel Robertson Cox and Mack Lawrence)
ルーク・ラミー(ソプラノ)とマルセル・ピエトルス(アルト)(Luke Ramee, soprano; Marcel Pietrus, alto)
アレッド・ジョーンズ(Aled Jones)
コナー・バロウズ(Connor Burrowes)