合唱組曲「ドラゴンソング」と梅佳代の写真集「男子」を重ねて
「3年ぶり」という言葉が、最近のキーワードになっています。フレーベル少年合唱団の定期演奏会もその一つと言えるでしょう。コロナ禍により延期を繰り返し、その間に、変声期を迎え、組やパートが変わったりした団員もいたことでしょう。そんなことを思いながら、今回のレポートを書きました。
先週「少年のための5つのソング」を加筆して公開したのは、フレーベル少年合唱団が第60回記念定期演奏会で主演した同声合唱とピアノのための組曲「ドラゴンソング」との比較もしたかったからです。合唱曲集と合唱組曲は違います。その違いを伏線のように描くと共に、この合唱組曲が他の少年合唱団でも歌われることを願って書きました。本日以後、新旧のフレーベル少年合唱団の歌声を毎回アップして行きますが、フレーベル少年合唱団は、一貫して「童謡」を大切にしてきた少年合唱団です。
今回のフレーベル少年合唱団の定期演奏会で初演された合唱組曲「ドラゴンソング」を聴きながら、ふと連想したのが、梅佳代の写真集「男子」のことでした。「男子は ばかで 無敵で かっこいいです。(うめ)」という言葉が、甦ってきました。しかし、それが成長によって次第になくなっていくんだろうなと感じました。さて、信長貴富氏は、この合唱組曲に寄せるメッセージとして寄稿していましたが、男子児童が歌いたくなるような歌を作ることは、これまでもこれからも作詞・作曲をする人の夢や使命であると考えます。ウィーン少年合唱団の来日がきっかけで全国各地に雨後の筍のように誕生した少年合唱団や少年合唱ブームは、残念ながら一過性の流行であったかもしれませんが、少なくとも、「ジェンダー」云々の問題ではないと私は思っています。
フレーベル少年合唱団は、童謡を大切に歌い継いできました。録音化されたものの中から、今回の定期演奏会ではOB会によって歌われた「いちぢく」を共にYouTubeにリンクします。今後とも、毎週1曲ずつリンクしていく予定です。
フレーベル少年合唱団 「いちぢく」
フレーベル少年合唱団OB会 「いちぢく」 ttps://www.youtube.com/watch?v=nDPdFl_76eQ (最初に、hを入れて鑑賞してください。)
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