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スレッドNo.6

'24夏 雑感

お久しぶりです。

『不老不死』がテーマだった今夏の特別編の感想を書いてみます。
展開・味わい深さ・映像の3つの観点から点数をつけて★5つで満点、★6つ(☆は★半分)で「恋の記憶~」級の評価です。


「追憶の洋館」★★★★★☆
絵と日記を書かせることに意味はあるんだろうとのんびり見ていましたが、まんまとやられました。
絵も文庫本にありそうな芸術性が高くなさそうな物を使用しており松木作品と差をつけています。
見たことある展開だなと思わせながら新たな一面をはっきり見せる作風も含めクセの強い脚本家だと改めて認識させられました。
当事者とそうでない人間が言う言葉の重さというかメッセージ性が非常に重いという題材で新たな一面を作品として昇華したのは見事です。
過去作と比べる事も大事ですが、それとこれとは別にして今作もしっかりと褒めないといけません。

「友引村」★★★
やや説明的で引っ張りすぎな感じもありましたが想像していたよりかは面白く、割と頑張ったほうじゃないでしょうか。
「憑かれる」もそうでしたが、小林監督不味そうな料理見せたら一番ですね。

「人類の宝」★★
荒木氏の完全オリジナル脚本は「3つの願い」、「配信者」、「イマジナリーフレンド」、「デジャヴ」とコロナ禍以降の記憶に残らない作品で打線組める訳で、
向田何某氏と同じで何故起用され続けているのかわからない脚本家の一人です(偏見)。仕事が早いんでしょうか。
それはさておき、「人間国宝」でしょ?と思ってたら本当に「人間国宝」だったのが驚きです。
話順で損している部分もありますがブラックさにしても想定の範囲から微塵も出る事がなく、トータルとしては凡作中の凡作の凡作でした。
「山田祭り」を琵琶湖の水程薄めた昨夏の某作品や、どう見ても「JANKEN」の二番煎じ「トラ技」など、焼き直しのチョイスが謎なのも頂けないですね。
焼き直し感なく引っ張れそうな作品を挙げるならば「40年」や「震える愛」あたりどうでしょうか。

「週刊 元恋人を作る」★★★★★
相当丁寧な映像化だったと思います。ここで何回も切れ散らかした覚えがありますがふざけるのは派手にしない方がはるかに難しいんですよ。
ここ突っ込む所ですよ?面白いでしょ?みたいな寒い作風や風潮はもうドラマやバラエティ問わず掃いて捨てるほどあるわけですから。
着地点はご愛嬌として、「何だかんだ銀座」と同じく植田演出の完成系のひとつだと思います。
話は変わりますがどうも谷口氏は本作の映像化をプレス発表された後に知ったようなのでそこは気になりました。こんなご時世ですし。

「テラーパート」
上でも書きましたが荒木氏が毎回30なら相馬氏は0か100どっちかの人で、0の時は自分の感性とは壊滅的に合わないと信じたいほど肌に合わないのですが、今回もやらかしましたね。
エンディングに各話の結末だけさわりで説明するとかちょっと何考えてんだって言いたくなります。その尺で蝶のCG挟めたでしょうよ。
あと正直な所話順の並びが微妙です。予告の時点で勝手に思っていたのは人類→週刊→友引→洋館だと信じて疑っていなかったので。

『総評』★★★★
公式HPの情報量も少なく、目に余るほど過剰な宣伝もなく非常に好印象でした。
ただ、硬派な作風だった反動で秋はワンダーランド()みたいな作品が量産されなければいいのですが。
長いついでにBGM情報を。
「夢のつづき」の運が向き始めるシーンにDebile Mentholの「Stamoid Cousu」が使用されています。

引用して返信編集・削除(未編集)

掌さんお久しぶりです!(^^)

>谷口氏は本作の映像化をプレス発表された後に知った

えっ、本当ですか? 「世にも」は以前から台本に原作者のOKが出てから制作に入るスタイルになっている(ここ10年の間にも、原作者OKが出ずにオチを何度も修正したり、最終的に映像化見送りになった…なんて話を聞きますしね)ようですし、ご時世的にも、原作者が情報解禁まで一切自作の映像化を知らされてないというのは、俄には信じがたいですね…。

原作者の方のTwitterや、ネットで検索してみてもそれらしい話は全く出てこないので、恐らく何かの勘違いではないかなと思うのですが…。

>BGM情報

いつもありがとうございます!確認取れましたので、早速リストの方に追加させていただきましたm(_ _)m

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年06月13日 03:55)

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