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スレッドNo.103

「受験地獄」と「殺人偏差値70」

これは、東大受験に遅れそうなゆえに、受験会場に爆破予告をして、わざと受験時間をずらそうとした男のずるさとそれを暴いてつきまとい、お金をせびり続ける男の葛藤を描いた西村京介氏の伝説のミステリーでした。

爆破予告で時間操作をして、栄光をつかんだ男性
1982年、太川陽介さん 2014年、三浦春馬さん

爆破予告をした男性に付きまといするなぞの人物
1982年、大木隆介さん 2014年、城田優さん

ちなみに、瀧本美織の場合、良家の女子大に通うお嬢様という役は、倉田まり子さんよりで、前から愛し合っていた仲では、神保美喜さんという二面性がありました。

そして、物語の展開は、2014年の殺人偏差値70の方が、速かったです。1982年当時は、会話のやり取りが電話とか公衆電話でお金を入れてというアナログスタイルが、2014年では、スマートフォンでのやりとりになり、スピードアップしました。

生まれた家とか、それまでの人生についてですが、1982年の太川陽介さんの青年は、山林地主の恵まれた家庭なのに対し、三浦春馬さんの場合は、母の愛に飢えたうえに、 町工場を経営する高橋克実さんの父と父子家庭で生きてきました。

受験時刻をわざと遅らせて、試験に合格してせっかく手に入れた、主人公の栄光の学生生活も、最後は棒に振ることになります。1982年の時は、神保美喜さんが浪人生の大木隆介さんを殺してしまったことを知った太川陽介さんが、自分の情けなさゆえに東大に退学届けを出して物語はここでおわりになります。

一方、2014年の三浦春馬さんの時は、自暴自棄になって城田優さんを刺そうをして時に、自分自身を刺して死亡するそれを瀧本美織さんが嘆いてしまうかなり壮絶な内容になりました。

火曜サスペンス劇場で、もう一度観たい作品に選ばれたがために初放送から32年の時を経て斬新な映像技術と迫力、凄まじさをアップして同じ日本テレビにて新たな作品として放送されたことは、それだけこの作品がインパクトのあるものだったといえるでしょう。

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「受験地獄」は、リメイクの「殺人偏差値70」の放送時に「火曜サスペンス劇場もう一度見たい作品ランキング」の上位だとPRされていました。十津川シリーズなどで有名な、西村京太郎氏の短編原作を基にしたオリジナル版は、ストレートなサスペンスでしたが、リメイク版は洋画「ファイトクラブ」や「シックスセンス」の影響を受けていると、アマゾンのDVD販売ページの説明文にあるように、それらからかなり引用してる描写があります。

結果として、見ている側に事実か虚構かと混乱をさせる描写が多い印象がありました。受験開始時刻を遅らせてまで入学したい東京大学という学校名もぼやかされてることや、主に若いキャスト中心で話が進むことも、オリジナルとかなり違う内容だったこととの違和感が大きかったです。

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