ちょっといい姉妹26話
5月の端午の節句の季節になった時、悠子さんは、十河さんに、婚約解消の話しをしに出かけた。一正が、こっそりついてきたら、十河さんと母の芳野さんが迎え、一正に鯉のぼりをプレゼントした。悠子さんが辛い気持ちで婚約を断ると言ったら、十河さんはなぜという気持ちに。一方、かなどめ家に、村瀬さんと好子さんが職場結婚すると報告に来た。ただ、村瀬さんは両親が他界しているので、華子さんに親代わりになってほしいと言った。華子さんは、母親代わりを引き受けたが、父親代わりの人も必要だと思った。その時、川北有紀さんの両親の勇治さんと信代さんがやってきて、悠子さんが皆見さんと再婚するなら、媒酌人を引き受けると言った。その後、悠子さんは、その話に困惑した。その件の事で、皆見さんと話をした。店を出すまで助けてくれたことは感謝する。でも、前の夫との離婚を機に、自立して生きていくと決心した。悠子さんは、もし、愛してくれるなら突き放してくださいと、皆見さんに言った。その後、村瀬さんの父親の役は、孝司さんに決まり、村瀬さんと好子さんの結婚式の日取りも決まった。
今回は、悠子さんの再婚について決着がついてくるお話しです。皆見さんについては、思わぬ援軍が登場し京家を翻弄し見ている側はドキドキしてしまいます。それはともかく、一正君の存在が回を追うごとにかなり大きくなり、京家のアイドルというか、このドラマの陰の主役のようにも思えます。
自分はこのようなホームドラマを多くは見ていませんが、主だった登場人物の親についての言及や実際に登場させることがとても多いことが「ちょっといい姉妹」では強く感じました。こういうことができたのは、昭和時代にはそれだけ芸達者な中高年の俳優がいたということに他ならないと考えます。しかもそういう地盤ができたのは、昭和45年以前の映画産業の全盛があり、そこから斜陽に向かった映画業界がライバル視していたテレビ業界に活路を見出したという背景があるのでしょう。