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スレッドNo.1146

鍵をかけて 黒い木

眠気の中で皆が声をあげて歌っている
僕はケータイのロックを開けて、すぐスリープにするを繰り返す
五曲くらい先に、眠くないときにいれたとびらあけてが控えている
どんな綺麗な旋律も朦朧とした霧の中で轟く雷鳴に変わる
僕の中を甘く満たすココアだけが、冷たく濡れた僕の手を暖かく撫でる
喉に鍵をかけて鍵穴にココアを流し込もう
ドアノブからゆっくりしたたって床の無い部屋を洪水にするまで
ぬるい空気に錆び付いた蝶番を泣かせて地獄の外へ這い上がる
温かいココアを一杯手に持って

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