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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

備蓄水  上原有栖

 (午前二時)

蛇口を捻って
ペットボトルに水を満たしていく

容器が嘘偽りなく一杯になると
水滴を綺麗に拭き取ってから
丁寧に日付を書きつけた

冷蔵庫には透明なボトルが
棺桶のように十本並んで 静かに眠っている

新しいボトルを仕舞い込み
十日前の冷えきった記憶を取り出すと
流し台に向き合った

排水口を流れていく水には
もう要らない透明な感情が
最期まで寄り添って渦巻いている

終始無言を貫くのは
静寂の王が夜を支配しているから

 水を貯めてそれから捨てる

この単純な行為が
私にとって一種の『儀式』となっていた

編集・削除(未編集)

正気の沙汰  aristotles200

安心の内に潜む一抹の不安
理性では突き止められない
深層心理の現れか
あるいは
この状況こそ、普通かも知れない

幸いにしろ忘却できるから生きている
しかし
表層は忘却していても
深層は忘れていない、かも知れない

ぼんやりとした不安とは
真の自分の一部、かも知れない

恨みと辛み、悲しみと哀しみ
そして怒り
これら全て、記憶から消えない
日々、月々繰り返される

地獄の底で泣き喚いていると等しい
これも、自分である
これこそ、本体なのかも知れない
忘却の薄い層の中心には
全ての記憶を忘れられない自分がいる

人間とは、かろうじて正気を保っている
シン・人間の本質とは
この世の中への絶望にある、絶念にある

一抹の不安とは、氷山の一角に過ぎない
私は、自分自身に絶望しようと思う
私は、世の中に悲観しようと思う

しかし、私の本体はこれだけではない
父母から授かりし、諸々の肉の塊
鈍く、欲望に満ちた入れ物

心が、器を通れば鈍くなる
諸々の肉が、素の感情を和らげる
そうして、忘却がその中心を消し去る

心と記憶が、肉と忘却により抑えられている
これが世の中に生きる人間たち
どろどろとした憎悪から、正気を保っている

巨大な大口を開けた
伝説の妖怪、饕餮(とうてつ)の上で
普通の生活をしている
人間とは紙一重で生きている
半歩、踏み外せば奈落の胃袋へ落ちていく

人間と饕餮
どちらも似たようなもの
救い、そのものが存在しない世界に生きている

ここで、苦しむのが救いなのだ

地獄の底へようこそ

編集・削除(編集済: 2025年08月29日 06:59)

青空の事 多年音

青空が好きだ
そう書くのを躊躇う
だって家の窓から覗いた青空は
空に張り付いているだけだから
外じゃなきゃいけない
外で見上げるんだ
通り抜けてく風を受けて
それでようやく青空を感じるから

でもそれだけでもない
ビルの狭間で風を受けても仕方ないから
青空があるのはそんな景色の中じゃない
四方の遠方に山を添えて
広がる田んぼのど真ん中の畦道で
そこで僕は両手を広げたい
それでようやく青空になるから

やっぱり青空が好きとは書けない
青空自体を好いちゃいないから
好きだと言って懐かしむのは
あの場所の青空だから

ん?でも、そっか
だとするとやっぱり青空が好きなのかもしれない
何処で見つけても
その時の事を思い出させてくれるんだから

編集・削除(未編集)

祈りの声  ゆづは

言葉を飾り 華やかに
その響きに
酔いしれることもあるけれど

痛みを包み込む
柔らかな布のように
脆く傷ついた心を守るための
詩が纏う光もある

孤独の闇を照らす月のように
言葉は仄かな輝きを放ち
誰かの傍らに寄り添って

詩は密やかな祈りに似ている
捧げることで その意味が宿る
想いの欠片を温めると
世界はほんの少しだけやさしくなる

たとえそれが
ひとり虚しく響いても
届かぬと思った声が
自分の胸に沁みて
沈黙を溶かすのなら

私は信じて書き続けよう
月影に隠した心を
鏡の水面に映すように

編集・削除(編集済: 2025年08月29日 07:01)

偏頭痛のあと  人と庸

今日の夕空もうつくしかった
カナカナが鳴いて
ヤマバトが鳴いて
よいものはすべてそろっていた
ただ まだ少しだるい体と
よその家はより四角く見えるという妬み
涙ではれぼったい目と
明日からまた世界の授業を受ける物憂さ
それらを感じる以外は まことによい夕方だった

何か書いてと点滅しているカーソルのように
痛みは左のこめかみで 自分の仕事に忠実だった
そのために私は仕事に行けず
家事もできず おいしいものも食べられず
光も音もさえぎって この日は
世界とすこし距離をとる
薬ものむ 何もかもに鈍感になるように
でもいちばんの味方は氷
カーソルの点滅を遅らせて
打たれる文字を曖昧にしてくれる
そのすきに眠りへ逃げ込むのだ

眠りからぬるりと這い出すと
カーテンが受け止めている光は淡い
今日の夕空はどんなだろう
わたしはいつもの場所にいないけれど

誰もこないこの部屋に
光だけは わずかなすき間から
カーテンの繊維の間から
じわりと入り込んで空気とまざる

まざり合ってできたその色を
わたしはまだパレットに溶くことができなくて
ひとりで寝てひとりで目覚めた今日
世界はみんなからどんな質問をされていたか
それさえもわからないから
惰性でよれたシーツの皺の間でもう一度眠る

(そして 世界の授業に遅刻する夢をみた)
(夢は予行演習という)
(わたしは明日は)
(世界と相対する気持ちでいっぱいらしい)

編集・削除(未編集)

横断  温泉郷

ここは通行止めです
その先で工事をしておりまして
クレーンで
ものを運んでいますので
いったん
そこの横断歩道で
あちら側にわたってください

交通誘導員の
赤い誘導棒
やわらかな遮断

男性
顔をしかめ
何も言わずに
横断歩道に行き
赤で待つ

女性
「クレーン?なによ」
といいながら
横断歩道に行き
赤で待つ

誘導棒の揺れ
いざなわれ
いざなわれ
記憶がいざなわれ…

そういえば
揺れていた
あのエフェソスの
金属の長い腕
石畳と円柱
太古の図書館
広大な円形劇場
静寂の
青い空を遮断する
修復用の
黄色いクレーン

わたしも
一緒に赤で待つ
男性と女性の
表情は影の中

信号のヒト型が青になり
信号音に導かれ
みなが横断歩道を
わたっていく
わたり終わると
ふと みな
もと来た通りを
振り返る

静かな青い空
きれぎれの雲
朝のまぶしい太陽

クレーンは一体どこにある?
クレーンは一体どこにある?

建物にそれはなく
空にそれはなく
乾いた石畳
あちら側で揺れる
顔のない赤い誘導棒
かげろうのように揺れる
太古の石柱の影

青信号のヒト型が
点滅を始める

あなたたち
なぜ
踏み越えた?

ヒト型が赤に
直立の姿勢
超えたもの
超えたとき

行きなさい…

もう
あちら側に
戻ることはない

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滝本様へ 評のお礼です 喜太郎

今回も読んでいただき、誠に有難う御座います。
今回も的確に感じるアドバイスをいただき、とても感謝しています。自分の中の一つの殻を破る事に目を向けて、創作に努力していきたいです。ありがとうございました。

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猛獣と死神

夜道を亡霊のように歩いていると、
片足をぐわっと引きずった犬が、
皮膚が焼きごてを押されたようにただれた犬が、
死神のようについてくるのが見えた。

私はどこへ向かっているのか。

蛍光灯がじっとり照らす舗道は、
存在を誰にも知られない草を浮かび上がらせ、
じゅくじゅくした死臭をただよわせ、
知らないどこかへ続いている。

この先は闇だ。
それは、わかっている。

獰猛な獣のような月が、
目をぎりぎりと充血させながら、
私の行く先をふさいでいる。

その先には闇、後ろには病んだ犬。

ぶわぶわ震える声で、
強大な月に自身のアイデンティティをかけて、
腐敗し始めた歯を向けながら、
犬は吠え続けている。

これが、勇気というものか。

犬の小さく萎れたしっぽが、
私の震える足先に触れたとき、
この犬といっしょにどこまでも闇の中を進もうと思った。

たとえこの月と、全世界と戦うことになったとしても。

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路の標識 喜太郎

この道を進みたいと踏み出せば
進入禁止の足止めくらって
結局は対向車も来ない
広い一方通行に入り込む
分かれ道に立ち止まれば
指定方向外進行禁止で
また矢印通りに進むだけ
今度は走り抜けるぞと意気込めば
追い越し禁止の黄色いラインが歯痒くて
結局は一時停止の『止まれ』が行手を阻み
駆け足もノロノロと渋滞の中
走り疲れて一度立ち止まりゆっくりしたくても
駐停車禁止が進めと背中を押してくる
でもやっと気づいたんだよ
どの標識も頭の中の道に取り付けたのは自分だと
切り開いた道はあったのだろうか
ただ漠然とした道の中に標識を思い浮かべて
誰のせいにも出来ないと気づいた時には
時間はあまりにも無情
もう標識も無い一本道をひたむきに歩いている
やがて見上げる案内標識には
何が書かれているかも想像はつく歳になっている
振り返ると懐かしさを感じるのは
きっと自分なりに懸命に標識を建てたのだろうと
過去の自分を慰めることができるから
これからはゆっくりとこの一本道を
自分の好きな歩幅で景色でも眺めながら歩いてゆこう
標識なんかいらないさ
あえてこれからでも道を切り開いてみようか
きっと足元の小石にでさえ
何かを感じれるかもしれない

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内覧にて  トキ・ケッコウ

 ようこそ‥‥まずは目立つところからお伝えします

 亡くなった猫が住んでいます
 よその猫だったかもわかりません
 でも飼ってはいけませんよ規則は規則で
 捨てられた油絵は見えますか?
 天井近くの作り付けの棚にあります
 中の女性は絵から出たがっています‥‥わたしの見立てです
 まあ今は別の持ち主のところに行ったようです
 
 これも見えるでしょうか‥‥トイレにカラの貯金箱があります
 なにかのおまじないなのでしょう
 
 途中まで出来上がった模型の車ですね
 そのつぶやきがこちらのスチールラックの上に残ってます‥‥備品ではありませんので撤去をご希望なら
 でも‥‥飽きられたことより忘れられたことがくやしいようです
 完成させてあげたらいかがでしょう‥‥余計なことでした
 
 そこの床の凹み‥‥これは重要です
 すごく仲の良いご夫婦でしたので残ってしまったのです
 思い出がよほど重たかったということです
 もちろん幸せだったか不幸せだったかということではありません
 ご心配なくもっと凹ませても‥‥原状回復の義務はありません
 
 他にご質問は?‥‥ではこちらから注意事項を
 
 目覚まし時計は鳴らさないでください苦情が出ます
 ゴミはきちんと分けてください見張ってる方がいます
 洗濯ものは外に干さないでください夜にするかあるいは部屋の中で
 
 他にもありますが以上をぜひ守っていただきたいです
 とある先住の方がおりまして色々うるさいのです‥‥規則というよりはここで暮らす際の知恵ですね
 守らなくても構いませんが‥‥おそらく困ったことになります
 
 もちろんですじっくりお考えください
 ただこれはここだけのお話ですが‥‥とある先住人とは大家さんです‥‥ええ一階に住んでいらっしゃいます
 
 良い方なんです‥‥でもこれもここだけの話なんですが
 
 実はご本人さえ
 そろそろ出て行きたいと思っているのです

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