◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
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◆初めて詩を書く方や、おっかなびっくり詩を書いてみようかなあーという方、
「MY DEAR掲示板」ではハードルが高すぎるよと感じる方には、別途、
<<初心者向け詩の投稿掲示板>>
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をご用意しております。(上記リンクから飛んで下さい)
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投稿された詩については、詩を読んだ感想を、レギュラーメンバーの誰かが、手短なコメント(5行程度)で返してくれます。
どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!
六度目の
金木犀の香りが窓に触れる
私はあの日に漂うように
歪んだ窓枠の隙間から
記憶は細かな塵となって零れ
掬おうとする指をすり抜ける
最期の吐息のような軽さで
あの朝 私は
深い霧の底で息をひそめていた
世界は輪郭を失い
庭の木々も 鳥の声も
ただ白い静寂に包まれていた
秋の気配が肩を撫で
遠く どこかで歌声が響く
それは 父の声のようで
それとも誰かの記憶の残響だろうか
混ざり合って 区別がつかない
病室の夕闇に溶けた
掠れた声の色は
私の中の霧にかすんで
ぼんやりとしか思い出せない
傍らにあった温もりは
冷たい壁の奥へと沈み
ただ 空だけが
いつもの場所で
違う色を滲ませている
雲の隙間から差し込み始めた光
徐にこちらを向く
睨んで少し目が眩む
コレはスポットライトだ
きっと傘を忘れた僕を笑うために
晒し者にするのだ
今更晴らす理由がそれぐらい思いつかない
人は大概光に希望を見出すけれど
光が必ず良心だとも限らない
救いだというならそもそも雨を降らすな
雨だってお前の仕業だろ?
そういうのをマッチポンプっていうんだ
良い奴面してるけど
僕は騙されないぞ
見えない事を良い事にめちゃくちゃしやがって
全部お前のせいなのに
真の邪悪に誰も気づいちゃいない
お前が良い奴なら
その全能でなんで世界を良くしないんだ?
ばれてんだよ
酷い話だ
本当に本当に
ガクッ
上ばかり見て石に転びかける
スレスレの地面
髪から落ちた水滴
広がる波紋
淀んだ水たまり
少しだけ嫌な匂い
冷えてきた背中
どこかの車が水を跳ねる音
まぁ、見てない自分が悪かった
齋藤純二様、喜太郎様、夏生様 暖かい祝辞をいただきまして、ありがとうございました。特に、夏生様には、多くの作品に評をいただきましたが、チャレンジングな作品が多かったのに、うれしい評を頂くことが多く、励まされることが多々ございました。喜太郎様の作品も毎回とても楽しみにしております。今後とも、よろしくお願い申し上げます。
水無川 渉様 評をいただきまして、誠にありがとうございました。最後まで丁寧に暖かくご指導いただき、心より御礼申し上げます。虹のリレーを野菜、果物で表現してみようと思ったのですが、青だけ見当たらず、そういえば青は人工的に光を作るのが一番難しかったというエピソードを想い出し、作品にしてみた次第です。今後とも、引き続きご指導をいただけるとうれしいです。よろしくお願い申し上げます。
温泉郷さん、この度はMYDEAR免許皆伝おめでとうございます!
温泉郷さんの作品に何度か評を送らせていただきました。
味わい深く、研ぎ澄まされた空気を含んだ作品や心にまっすぐに
向けた作品など印象深いものが多くありました。
詩を書く力の強い方だと感じました。素晴らしいです!
これからはレギュラーメンバーとしてご一緒できることを光栄に存じます。
これからもよろしくお願い申し上げます。
水無川様 今回も読んでいただきありがとうございます。自分的には、前回に続いて物語性を意識したつくりになりましたので、できれば方向性を変えたものには、したかったのですが、それでもできあがったものはそれとして評価していただければと思い投稿いたしました。毎回、緊張しますが、自分にまだ見えていないものを言語化していただけることが、本当に励みになります。次は角度を変えたものがつくれればと思っております。またよろしくお願いいたします。
免許皆伝、本当におめでとうございます。自分にとっては雲の上の上のような事。とても尊敬します。幾度となく読ませていただきましたが、やはり免許皆伝される方の詩は素晴らしく思います。おめでとうございます。
今回も読んでいただき、誠にありがとうございました。ご感想の中にあった点ですが、私の完全なケアレスミスです。文脈からも、ご指摘の通りだと思います。ちゃんと全体の流れを掴みきれてない自分ミスで反省です。今後は更に気をつけて創作してゆこうと思います。ご指導、ありがとうございます。
僕は不器用なカメレオン
指示されるがまま周りに合わせようと
いろんな色を試すけれど
どうしても浮いてしまう
言われるがまま周りに合わせようと
似たような言葉を選んで
知ったような話をするけれど
どうしても話が噛み合わない
そこに本心はなくて
そこに思いもなくて
そこに願いもなくて
想いのままの言葉を色を出したいと願った
そして普通にありのままでと
自分の考えを自分の身体で表すと
あっという間に捕食者の獲物になってしまった
鋭い爪が身体に食い込み
僕の身体は青く染まってゆく
これが僕の想いの色だったんだと気づく
そのまま何処かに連れ去られてしまい
そこには色とりどりのカメレオンがたくさんいて
僕は群れの中に投げ落とされた
馬鹿な奴らだと大空を飛び交う僅かな捕食者達が
笑う様に小さな円を描く
それでも願う 想う 行動する
でもやがて多色のカメレオンの数は増えてゆき
それぞれの身体が擦り寄るたびに混ざり合い
色とりどりの身体を表してゆく
やがて様々な色の波が大地を揺るがしてゆく
やがて捕食者の留まる木々などは流されて
ひたすらに飛び続け やがて波に飲まれるだろう
そして捕食者は周りの色に合わせて
言葉を選び態度を選び自分を偽る
ありのままの色で歩き続けたいと願う流れは
多数派となり何もかもを流れに飲み込んでゆく
やがてその中に新しい色を表すカメレオンが現れる
波から逃れ何色に輝くのだろう