キミに何してあげられるだろう まるまる
キミに何も させなかった
お風呂掃除
新聞取り
してもらうのが当たり前では
幸せにしてあげられない
いつか来てくれる お嫁さんを
どうしよう
小さい頃のキミのせいだよ
全てを委ねたあどけない瞳
お母さんは いつも布団を敷いてくれるね
その笑顔が見たくって
あれにもこれにも手を出した
私の時代はそれでよかった
動きを止めないお母さん
新聞を読むお父さん
毎日はそう過ぎた
時代も家庭も変わり続けて
インターネットに掃除ロボット
お父さんの居る意味も
もう稼いで来るだけじゃない
等身大の一員として
期待の視線が注がれてるよ
育て方間違った
大きくなってしまったキミ
お手伝い させなくちゃ
母は病気で寝込んでみようか
アパート見つけて家から出そうか
さあ どうしよう
取り返しをつけるため
キミに何してあげられるだろう
あ
また手が 出ようとしてる
変われっこない
これじゃあ いつまでも