ラッキー13 妻咲邦香
昨日決めたばかりの合い言葉が
今日はもう思い出せない
大人になることから許されないまま
恋することだけが免除されたのはどうかと思う
生きることを知る前に果てしないトンネルがあって
透明という名で海は濁っている
誰のどんな言葉よりも命よりも
私の溜め息の方が重い
いつ何処にいても隣の誰かと比べてしまう
見つかった時は急いで隠れる
そういう時にだけ光るガラスの心臓
もう十分生きた、だからこの先百年は生きる
生まれる前のこと、まだ少しは思い出せるから
独り言が多いんです
私に恨まれた人は愛されてる証拠
思う存分壊してあげるから叫び声を聞かせて
知ってる血の味は思ってたよりも甘かった
此処はなかなか居心地のいい監獄で
今日の貴方はとってもラッキー
使い切れなかった私の寿命が
もしかしたら貰えるかもよ
眠気覚ましに枝毛を探す
その時だけは嘘の嫌いな私に戻る
奇跡の置き場所が間違いだったら教えてと
釘を刺した割に、真っ直ぐな目線で容易く射抜かれた
アイツ、ほんの二ヶ月前までは赤ちゃんだったのに
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三浦志郎様、今回この詩は実は掛け値なし忖度なしの普段私が書いているままの作風のものです。一度これに評をいただきたくて投稿させていただきました。もしかしたらこのサイトの基準から外れてしまっているかもしれませんが、MY DEARの視点で見るとどのような感じになるのか知りたくてそれで敢えて投稿してみました。もし評価不能でしたらそれでもまったく構いません。率直に思うままに評していただけたらと思います。よろしくお願いいたします。