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スレッドNo.148

初夏の廂 藤代望

太陽光線の音がする
弾けている
眦から視界いっぱいに
バブルのような具合だ
夏だ
僕もそうしよう

サイダーで喉を鳴らした
甘くて爽やかなそれが風とともに
ワンポイントのTシャツをさらっていった
汗がタオルを重くしていく

葉脈が廂をつくると
川縁に居場所ができた
僕の居場所でもあって
他の誰かの居場所でもある
今日は夏がそこにいた
そこに 飛び込みたくなった

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