ひたすらに歩く 大杉 司
遠くから聞こえるのは
人の笑い声や
電車の通過音
次第に大きくなっていく
その両方を掻い潜り
僕は街に着いた
そして
再び歩き出した
歩いて歩いて
歩き周ったは良いが
何処に向かうか分からない
軈て途方に暮れる
何も考えず
ひたすらに歩く
目的地も無いまま
ひたすらに歩く
点滅していても
急ぐことなく
僕は歩く
ひたすらに歩く
歩いた先に
待っていたのは
人の笑い声や
電車の通過音
次第に大きくなっていく
次第に大きくなっていく
遠くから聞こえるのは
人の笑い声や
電車の通過音
次第に大きくなっていく
その両方を掻い潜り
僕は街に着いた
そして
再び歩き出した
歩いて歩いて
歩き周ったは良いが
何処に向かうか分からない
軈て途方に暮れる
何も考えず
ひたすらに歩く
目的地も無いまま
ひたすらに歩く
点滅していても
急ぐことなく
僕は歩く
ひたすらに歩く
歩いた先に
待っていたのは
人の笑い声や
電車の通過音
次第に大きくなっていく
次第に大きくなっていく