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スレッドNo.1707

雪 紫陽花

南国育ちの彼女の上には
いつの頃からかずっと
冷たい雪が降っているという
ひらひらひらひら
音もなく 
きりりとした青空から
ひらひらひらひら
止むことを知らない雪が降り続く

ただ困ったことに私には
その雪が見えない
今日も私と彼女は
同じ空を見上げている
けれど もしも私に
その雪が見えたなら
私はその雪と踊ろう
その雪の中で踊ろう
ららららなんて歌いながら

銀の小鳥が降りてきて
私と一緒に歌うでしょう
銀の子うさぎやってきて
私と一緒に遊ぶでしょう
雪が冷たいから
見える景色もあって
雪が冷たいから
会えることだってある

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