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スレッドNo.172

ギター弾きのオーグスティンに捧げる詩 エイジ

ギターの旋律の向こうに
草むらが見える
木が見える
花も見えると

風を感じる
暑さの中の
涼しい風を感じる
空気が漂うのを感じる

低音の弦が鳴ると
土を感じる
土の柔らかさを感じる
土を踏みしめて行く

またあの公園に行った
すると耳に馴染んだ音が
一人のギター弾きが
公園でギターを弾いていた

公園の椅子に腰かけて
親指で低音を
残りの指で他の弦を
ポーンビオロンビオロン
ザッ ザッ ザザッ ザザ ザザッ

僕は彼の前に立ち止まって
しばらく微笑んで
音を感じていた
ある空梅雨のよく晴れた午後に

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