それは10年前の恋 cofumi
季節の変わり目は
目薬が必要なくらい
視界がぼやけた
肩にカーディガンをかけて
chillyな夜明けを
一人で見つめ続けた 7年前
昔の男のことなんて
忘れてしまった方がいい
そう言って揶揄する友人達
あなたが悪戯に描いた
私の裸体の絵は
それでもなお憂いを帯びていた 5年前
新しい海にダイビングするように
真っ逆さまに落ちていった
若さだって思ってみたり
引きづる想いを無視しても
押し寄せる波があの頃の二人を
煌びやかに映しだした 3年前
紙切れのような恋だったと
燃やした振りをした 1年前
あなたとは確かに出逢って
そして恋をした
想い出に まだ
恋をし続けて いる