詩人と永遠
青い空から
透明な雨が降り
ひとびとの額を
濡らしてゆく
陽に焼けた
アスファルトの道に
黒いしみをつくり
夏の思い出は終わる
永遠を夢見た詩人は
永遠が終わった後も
自分は こうして
佇むのだと 知る
子供が「雨だ」と
母親に告げたとき
詩人は もう一度
永遠を
夢見る
青い空から
透明な雨が降り
ひとびとの額を
濡らしてゆく
陽に焼けた
アスファルトの道に
黒いしみをつくり
夏の思い出は終わる
永遠を夢見た詩人は
永遠が終わった後も
自分は こうして
佇むのだと 知る
子供が「雨だ」と
母親に告げたとき
詩人は もう一度
永遠を
夢見る