砂に書いたラヴレター 喜太郎
海へのデート
砂浜の波打ち際に並んでしゃがむ
あなたは拾った細い枝で
砂に何かを書き始めた
(くさかんむり 『夢』かな?
『好き』とかじゃないの?)
(『葛』?......『根』?....『湯』?)
『......カッコントウ!?』
『ねえ すごくない?葛根湯ってかけるんだぜ』
.......もう大爆笑
あなたにはもう何度も泣かされてる
笑いすぎて泣かされてる
これでまた一つ 忘れられない思い出ができたよ
思い出すたびに笑顔になれる
素敵な思い出が
でも.....なんで葛根湯なの?