MENU
503,287

スレッドNo.2308

敗北と海  鯖詰缶太郎

海に
花火の色をした船を浮かべ
いってみたいな よその星

新幹線は
人の気持ちを考えない

だから
あれだけ速く走れる

ただただ
僕を
東京から引き離していく

断続して続くトンネルは
何度も
海を隠す

もったいぶっているような
知ってしまったらいけないと
警告しているような

二十代の頃
この無力感に
まだ名前はなかった

三番目の街
三番目の生活

僕はやり直せるのかな?

海に
花火の色をした船を浮かべ
いってみたいな よその星

編集・削除(未編集)

ロケットBBS

Page Top