いのちのうた えんじぇる
何故生きるのか? と問う貴方に問おう。何故、生きれるのに生きないのか、と。
私は今まで、何故書くのか、と自問し続けた結果、書けるから書かないことを惜しむ故に、書くのだと結論した。
書くことで得られるもの。それは、混乱の中を漂う人生への道筋。
私はこれまで、書くことで光を見つけ、闇の中の出口を探し求めた。
そして、出口を見つける度に、私は新たな光を探し求め続けた。
そうして、問題や違和感に直面する度に、書くべきテーマは膨大に膨れ上がり、その与えられた課題が、私の人生を豊かにしていくことを知った。
人は生まれる前、母の優しさに溢れた闇の中に包まれ、無情なる外界の世界へと放り込まれる。
光を憎み、闇の中で生きる心地よさを選ぶのか? 光の中で闇を見つけ、生きるために漂い続けるのか?
闇の中で私を包んでいたものは、光の中で生きるために、私を外へと押し出した。
母よ! 地球よ! 私が生きることは、貴方が私を生み出した訳を知るためなのだ!
私は光の世界を漂い続ける。人は生きて、生を豊かにするために、書くのだ。
今や、自己の行いが冒した混乱と波紋、その反省、他者への違和感から、闇の世界は膨大に膨れ上がった。
この膨大な真空の宇宙を漂う星屑の中で、今日も沢山の命が、漂いながら煌めいている。