ぬいぐるみ ふわり座
昔 母親が買ってくれたぬいぐるみ
子供のころ毎日飽きるまで遊んだ
寝る時もいつも一緒そうするといい夢が見れた
お風呂に一緒に入ろうと持って行った時は
怒られたっけ
お気に入りは大きな恐竜のぬいぐるみ
代わりになるものはなかった
話しかけるとちゃんと答えてくれる気がして
嬉しかった
僕の大切な友達であるぬいぐるみ
今 友達を大切に出来るのはぬいぐるみが
あったからかもね
子供の頃にする経験はとても意味のある事だから
ぬいぐるみはいつでもどんな時も側にいてくれた
まるで僕が寂しくないように見てくれて
いるような気がしていた
ぬいぐるみというのは何だかとても
特別な存在で誰よりも優しくて
ぬいぐるみとの思い出は数多く様々で
それらを胸に大きくなっていくのだろう
その気持ちはとても暖かく僕を包み込む
なんだか不思議だね たかがぬいぐるみなのに
何よりも大切だった
陽の光が差し込む窓際でぬいぐるみを抱いて
寝た日々 忘れる事の出来ない大切な思い出だ
いつかは僕にも子供ができてぬいぐるみを
買ってあげる時がくるのだろうか
なんて 気が早いかな まずは恋人を作らないとね
大人になった僕だけど部屋の片隅には
ぬいぐるみがひっそりと佇んでいる
子供の頃からずっと一緒にいてくれたことは
絶対に忘れない 本当にありがとう