三浦様へ評のお礼です 紗野玲空
この度は拙詩「葡萄に栗鼠」に評をいただき、ありがとうございました。
島崎藤村の『若菜集』もあり、とても書きにくかったです。
三浦様が読み解きをして下さった通り、全く仰るその通りの心情を詩にしました。
言葉を何度も選び直しながら、自分の心により近づける作業が私にとっての詩作ですが、毎回、三浦様が、作者の私以上に美しい解釈をして下さり、それがとても嬉しかったです。
潜んでいたのか、待っていたのか、栗鼠の心情はわかりませんが、私としては、何かを掴みたかった……
心の中で栗鼠となった私は、きっと葡萄を掴んだはずだと思ったのです。
免許皆伝いただき、私もあるいは、葡萄一粒、掴めたのかもしれません。
一粒一粒、栗鼠の如く、言葉を大切に丁寧に集め、おいしいワインか、干し葡萄か……、独自のもの、味を熟成していけたらと願っています。
(あるいは有島武郎のあの美しい「一房の葡萄」のような……)
通過祝福佳作、ありがとうございました。
「Keep on~ing」肝に銘じます。
まだまだ道の途中ですが、出来の悪い私を励まし、今までお育ていただき、本当にありがとうございました。
新たなスタートにたちます。
今後とも、ご指導、ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。