齋藤純二様、評ありがとうございます 積 緋露雪
まず、評をありがとうございます。
ご指摘の「筋を通す」ですが、感情もひっくるめて反自然的な存在の人間その在り方、つまり、可能性として自然の暴力的な振る舞いからは免れうる存在としての人間が、野分け何ぞの暴力性に負けてなるものかという反自然的な生き物の筋を通すということです。
また、歴史的仮名遣いを使うのは梶井基次郎の熱狂的な読者で、大正期の文章への憧れが一つ。
もちろん、中原中也への憧れもそこには含まれます。
二つ目に、昭和21年に現代仮名遣いに変わったのですが、川端康成を読んでいて、この改訂は文化の破壊に繋がるということに賛同してのことです。
また、これは私だけの感覚ですが、現代仮名遣いは目玉に突き刺さるように痛いのです。
その点歴史的仮名遣いは柔らかいのです。
また、量子論的な理由もありますが、それはここでは省略します。
以上が私が歴史的仮名遣いを使う理由です。
佳作一歩手前との評ありがとうございます。