キラキラ光る 晶子
電車の屋根から
エアコンの排水が
幾筋も幾筋も流れて
キラキラ光る
町中に流れる
人の営みを
一気に引き受けてしまった
酷い臭いのドブ川も
太陽の光さえ浴びれば
キラキラ光る
どんなに汚れてしまっても
光がそこにあるならば
木々が光に向くように
幼子の手が
母の肌を求めるように
光に応えて
キラキラ光る
水の惑星に産まれたのだもの
水がなければ生きられないのだもの
どんなに汚れてしまっても
光を求めて明るい場所へ
あなたも私も
キラキラ光る
電車の屋根から
エアコンの排水が
幾筋も幾筋も流れて
キラキラ光る
町中に流れる
人の営みを
一気に引き受けてしまった
酷い臭いのドブ川も
太陽の光さえ浴びれば
キラキラ光る
どんなに汚れてしまっても
光がそこにあるならば
木々が光に向くように
幼子の手が
母の肌を求めるように
光に応えて
キラキラ光る
水の惑星に産まれたのだもの
水がなければ生きられないのだもの
どんなに汚れてしまっても
光を求めて明るい場所へ
あなたも私も
キラキラ光る